カルト宗教の2世信者は、説教されがち!? 「うるせーーー!」と叫びたくなった、“親への感謝忘れるな”おじさん
SNSが発達した現在、「元1世信者」とも交流する機会が増えた。自分でその宗教と出会って自らの意思で入信したものの、その後、距離を置いた人たちである。彼らの中には、SNSやブログを通じ、「私は騙された!」という文脈で宗教を批判する人もいるが(しかもなぜかヒステリックな文体)、正直2世には共感しにくい部分がある。
というのも、1世はたとえ口車に乗せられたのだとしても、過去の自分が正しいと思って入信しているわけで、なのになぜ、被害者の立ち位置から、宗教を責めるのだろう……と。誤解を恐れずにいうと、少し無理があるような気がするのだ。何なら2世の苦しみは1世ありきなわけで、2世に紛れて、1世が完全なる被害者として文章を投稿しているのを見ると、激しく動揺して怖くなってしまうのだ。
カルト宗教の問題と一口にいえど、実際には1世信者の問題と2世信者のそれは、まったくの別のものだったりはしないだろうか。
2世あるある、まだまだ言いたい
ニッチな2世信者あるあるは、いかがだっただろうか。やはり大人になっていくにつれ、我々は2世信者であることへの社会の偏見と戦うことになる。たとえその教えを信じていなくても、2世ゆえに嫌な扱いを受けることがある。しかしその中で、優しい人に出会うこともあるのだ。こうして2世の悩みは、日々少しずつ変化していく。
2世あるあるを書いていて気づいたが、こんなものいくらでも出てくる。また、今回は、あえてポップめのあるあるを選んだものの、これぞ修羅場というハードバージョンも、いずれまた機会があればまとめてみたい。
ただこのあるあるネタを、の方々が面白いと思うかはまったくわからない。その是非は、もはや神に委ねられているといえよう。
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