ディーン・フジオカ、初写真集に「期待外れ」の声多数も……初週売上5,000部迫るまずまずの出だしで、出演ドラマ『推しの王子様』に注目集まる
6月30日に発売したディーン・フジオカ初の写真集『Z-Ero』(幻冬舎)が、7月12日付の「オリコン週間BOOK写真集ランキング」(集計期間:6月28日~7月4日)で2位にランクインした。推定売上部数は4,817部と、“1万部売れれば万々歳”と言われる写真集というジャンルにおいてまずまずの滑り出しとなったが、業界内では「出演する7月期ドラマの成功によって、写真集のさらなるヒットにつながる可能性もある」(芸能ライター)と、期待の声も上がっている。
自身が企画し、指揮を執るアクション映画プロジェクト『Pure Japanese』(2022年公開予定)に向けて肉体改造に励んだというディーン。今回の写真集は、“究極の体”を写真に残そうと、映画のクランクアップ翌日に、彼の故郷である福島で撮影を敢行。40歳を迎え、「ZERO(ゼロ)からスタートする気持ちで闘っていく」といった強い思いが込められているといい、表紙のカットでは、鍛え抜かれた上半身を披露している。
写真集を手にした一部ネットユーザーからは、「同じようなカットばかりで、期待外れだった」「似たような上裸の写真が多かった。期待していただけに残念」と否定的な感想も上がっていたものの、「ドキドキしながらじっくり見た。ディーンさんの努力の証し、素敵。インタビューのディーンさんの思いに胸が熱くなった」「おディーン様の写真集、素晴らしかった」「肉体美にうっとりした」と、絶賛の声も。
「12日付のオリコンランキングでは、初週12万1,827部を売り上げた『小坂菜緒(日向坂46)1st写真集「君は誰?」』(集英社、6月29日発売)に次いで2位に入りました。ちなみに、3位はフィギュアスケート・羽生結弦選手の『YUZU’LL BE BACK III 羽生結弦写真集2020~2021』(スポーツニッポン新聞社、6月25日発売)で、こちらの週間売り上げは4,245部、累計は1万1,420部となっています」(前出・ライター)
ディーンといえば、現在放送中の大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)で五代才助(友厚)役を好演しているほか、7月15日スタートの比嘉愛未主演ドラマ『推しの王子様』(フジテレビ系)に、敏腕ゲームディレクター・光井倫久役として出演。同作の宣伝のため、雑誌やバラエティ番組への出演機会も増えている。
「同作は、比嘉演じるゲーム会社の女社長・日高泉美が、乙女ゲームの推しキャラクターそっくりな青年・五十嵐航(渡邊圭祐)を理想の男性に育てるロマンチックコメディー。ディーンが演じる光井は、日高に片思いをしている役どころで、渡邊演じる五十嵐のライバルとして三角関係を繰り広げるそうです。スマートな大人の男性でもある一方、どこか少年のような可愛らしさを内包しているキャラクターというだけに、『Z-Ero』で披露しているワイルドな表情とはまた違った顔が見られるでしょう。ドラマが話題になり、ディーン人気が高まれば、写真集の売り上げがさらに伸びていくかもしれませんね」(同)
15年後期のNHK連続テレビ小説『あさが来た』で演じた五代友厚役が見事にはまり、ブレークを果たしたディーン。その後に主演した『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系、17年10月期放送)の全話平均視聴率は6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、18年4月期の『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』(フジテレビ系)は6.2%、19年1月のスペシャルドラマ『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』(同)も7.0%と、主演ドラマの数字が振るわず、一時は“爆死俳優”として人気低迷がささやかれていたが、写真集がロングセラーとなり、再び“ディーン旋風”を巻き起こせるのか、注目が集まる。