三浦春馬さんめぐる“デマ”にアミューズが法的措置のウラで……“犯人扱い”された大手事務所関係者から怒りの声も
昨年7月18日に30歳という若さで亡くなった俳優・三浦春馬さん。所属事務所・アミューズは今年6月、一周忌となる7月18日に「追悼サイト内に特別な場所をご用意させていただく」と発表した。一方、SNS上では三浦さんにまつわる過激な書き込みも後を絶たず、アミューズは法的措置を講じているというが、「ネット上で“三浦さんの死に関与しているのでは?”と疑われた人物をめぐり、本人の関係者は怒りをあらわにしていた」(テレビ局関係者)という。
「アミューズは6月26日、事務所のホームページ上で『7月18日に、追悼サイト内に特別な場所をご用意させていただくことといたしました』『サイト内には、ドラマ/映画/舞台/音楽と、さまざまな作品に情熱を注いだ三浦春馬の、その姿を感じていただける映像をご用意させていただきます』などと報告。コロナ禍により、多くの人が集う“お別れの会”を開くことが困難なため、特設サイトを通じ、ファンとともに一周忌を執り行う準備を進めているようです」(芸能ライター)
そんなアミューズだが、4月20日には「株式会社アミューズ 法務部」名義のTwitterアカウントで「当社及び当社所属アーティストに関し、ありもしないことをあたかも真実かのごとく詳述して名誉を毀損している者について、昨日、東京地方裁判所において法的措置を取りました」と報告。さらに同27日には、公式ホームページ上でも「デマ情報の拡散」や「過度な憶測記事の掲載」などがネット上で確認されていることから、「すでに警察への相談をさせていただきました」と発表した。いずれもタレント名は挙げていないものの、三浦さんに関する内容であることは、ネット上でも間違いないとみられている。
「三浦さんが亡くなった経緯については、これまで“陰謀論”や“他殺説”といったさまざまな臆測がネット上で飛び交っていました。その中には、実名を出された上で“犯人扱い”されていた人物の情報も。実は、一部ネット上で、三浦さんが亡くなった当日、『マンションの防犯カメラに黒の半袖Tシャツ、白マスクとサングラス姿の短髪の中年男性が映っていた』『その男性が三浦さんの自宅から出てきた』という情報が拡散され、当該人物として、なぜか大手事務所のマネジャー・A氏が名指しされていたんです」(前出・関係者)
そもそも「三浦さんの自宅に誰かが出入りしていた」という情報自体、「一般メディアが報じたことはなく、ガセ情報」(同)というが……。
「この情報の拡散によって、A氏の関係者らを激怒させていました。なぜなら、A氏は数年前に病気ですでにこの世を去っているから。三浦さんだけでなく、A氏まで陰謀論に巻き込まれた形ですが、もはや本人から発信する手段はなく、何よりあまりに不謹慎。周囲が怒りを覚えるのも無理はありません」(同)
報道が乱立したことで、何を信じていいかわからない状況のファンもいるだけに、こうした“デマ”が少しでもなくなることを願いたい。