海外
リベラルな思想を持ち、自由を愛す

ローリン・ヒルの娘やミシェル・オバマが愛する才女も! 今注目の「Z世代セレブ」5人

2021/07/11 11:00
堀川樹里(ライター)

 今、アメリカでもっとも注目を集めているZ世代。1990年代後半~2000年代に生まれ、「ポストミレニアル世代」とも呼ばれる彼・彼女たちは、ミレニアル世代よりさらにインターネットに慣れ親しんだデジタルネイティブだ。

 米コンサルタント会社「マッキンゼー」のレポートによると、Z世代の大きな特長は次のようなもの。

・柔軟でリベラルな思想を持ち、人種やジェンダーの多様性をナチュラルに受け入れている
・固定概念を嫌い、自由を愛する
・個性や価値観を大切にし、プライバシーを重視する

 精神的に不安定な気持ちを赤裸々に語る歌手ビリー・アイリッシュ、政治や社会問題に関する発信を積極的に行う女優ゼンデイヤ。「若い子向けの化粧品がないから」と立ち上げたコスメラインが大好評の、女優ミリー・ボビー・ブラウンら、今エンタメ界でZ世代のセレブたちが大活躍。熱い注目を集めているのだ。

 今回は、そんな輝きを放つ、Z世代のセレブたちをご紹介しよう。

ローワン・ブランチャード(19)

 ディズニー・チャンネルの青春番組『ガール・ミーツ・ワールド』(14~17)に主演し、若い層から人気を得るようになったローワン。5歳から子役するなど、長い芸歴を持つ彼女は歌唱力も抜群だが、ティーンになって力を入れるようになったのは、慈善活動。自分の知名度が役に立つならと、小児病院で闘病している子どもたちを励ますようになった。

 ジェンダー平等についても積極的に発言しており、国連組織UNウィメンの会議でスピーチを行い、一目置かれるように。フェミニズムは白人の異性愛者女性だけのものではなく、有色人種やさまざまなジェンダー、障害のある女性たちのものでもあると主張して、「インターセクショナルフェミニズム」という言葉の認知を若年層に広めた。15年には、米誌「タイム」の「最も影響力のあるティーン」にも選出。

 16年にカナダで開催された社会問題をテーマにしたイベント「WE Day」では、「インターセクショナルフェミニズムなどの社会問題についてSNSで意見交換をし、互いに学び、理解を深めるのは素敵なこと」「『若いから』という年齢差別をなくそう! 私たちの声も聞いてもらおう!」と呼びかけ、話題に。

 メンタルヘルス問題についても発言しており、15年にインスタグラムで、うつ病と闘っていることを告白。自分の弱さもさらけだし、同じ病に苦しむ若者へポジティブなメッセージを発信する「強さ」を持っていると称賛された。

 現在、Netflixで配信されている人気SFドラマ『スノーピアサー』に出演中。女優としての今後も期待されている。

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