「ランドセルから宗教のアイテムを暴かれる」カルト宗教2世信者あるある言いたい!
2世は時として、学校終わりに宗教のイベント的なものに、いったん家に帰らず、直接参加させられることがある。そのときは必然的に「経典」や「聖書」的なものなど、宗教のアイテムをランドセルに忍ばせなくてはならない。
しかしそこは、プライバシーという概念のない無垢な小学生たち。イベント当日、教室で、調子に乗ったクライスメイトにランドセルを漁られ、「なにこれーーー!」と大声で晒されることがある。
小学生ならではの意地悪さが炸裂し、「これなに?」と質問攻めにあうことも。このとき「なんかわかんないけど親に持たされた」などと機転を利かせて、質問攻めを回避しようとした者もいれば、とっさに言葉が出ず、呆然と立ち尽くした者もいるだろう。
この記事を読んでいる小学生の同志へ。たとえこのようなピンチに陥っても、小学生はそれらしいことを言えば丸め込めるし、そもそも彼らはそのうち忘れるので、とりあえず応酬はしよう!
【2世信者あるある その3】ブルーハーツ聞いたら「これでもういいやん!」となる
我々2世信者は、道徳観や人生の意味を全て宗教から教わった。悪いことをしてはいけない、人を助ける大切さ、前を向いて努力し続けること……。
実際に宗教というものが人の支えになっている光景も、私は幾度となく見てきた。私は、親の信仰する宗教の教えについては、結局意味がわからなかったけれど、宗教が身近にある生活を通して培った道徳観や、当たり前のことを頑張る力は「無駄にはならないはず」……と、ずっと自分に言い聞かせていた。
しかしブルーハーツの曲を聞いてみると、人生に大切なものを全てブルーハーツが教えてくれていることに驚く。
これ、人生の大事なことを全部教えてくれてるじゃないか。いや、こっちのほうが胸を打つし、やる気が湧いてくるぞ。あれ、そもそも宗教って、何のためにあるのかなと、わけがわからなくなる。そうか、一般の人はこういうものを聞いて頑張ってるのか。じゃあ、なぜ自分はわざわざあんなうさんくさいものを……。自分が信者をやっている宗教の内容の薄さに悲しくなる。