無印良品の人気「レトルト食品」、350円以下の“メインメニュー級”を発見! FP主婦が実食ジャッジ
■食べるスープ 牛肉と葱のテールスープ(4食入り、税込390円)
こちらは、牛テールと葱の旨味を生かしたスープということで、パッケージを見ただけでも食欲がそそられます。味見をすると確かに、牛肉を感じられる味わいと葱のシャキシャキ感がちゃんとあって、ご飯だけではなく、パンや春雨にも合うと感じました。
しかし、思いのほか後味があっさりしたスープだったので、これだけではお腹いっぱいにはならないかも……。「食べるスープ」と銘打っているため、食べ応えを期待していたのですが、焼き肉店で出されるようなボリューム感とコクには遠く及ばず……といった感じです。メインとしては物足りないとはいえ、これはこれでおいしいので、サブ的なおかずとして頂くのがいいと思います。
■素材を生かしたパスタソース ドライトマトとアンチョビのペペロンチーノ(90g、税込290円)
このソースは、ペペロンチーノでありながらトマト味というのが斬新ですね。唐辛子のピリッとした辛味はそのままにトマトの旨味も主張しすぎることなくいい塩梅に生かされているので、ペペロンチーノとトマトソースの“いいとこどり”といえます。アンチョビがいいアクセントになって、食べたらクセになる味わいです。
ただし、ほかのレトルトパスタソースと見比べると容量が少ないのがやや残念なポイント。隣に並ぶ「国産牛と黒豚のボロネーゼソース」は110gなのに、こちらは90gになっています。この20gの違いは大きいのでは? せめて値段が安ければ「買い」なのですが、110gのものと変わらないのでガッカリ。私はコスパ重視の主婦なので、買うなら容量多めのパスタソースを選びます。
■小さめごはん マッシュルームのチーズリゾット(20.2g入り、税込190円)
こちらは「小さめごはん」ということで、食欲のない朝や小腹が空いた夜中に食べたい一品。香り豊かなゴーダチーズとゴルゴンゾーラチーズを使用しており、濃厚なチーズ感が楽しめるとSNSでも話題に。さらに、お米は国産でタイ米などではない分、とても食べやすそうですね。
しかし、値段の高さが唯一のネックです。リゾットなのでスープよりも値が張ることは理解できますが、スープは1食98円ほどなのに対してリゾットは190円にもなってしまうのです。容量はほとんど変わらないはずなのに、リゾットを4袋まとめ買いすれば760円と、かなり大きな買い物になってしまいます。せめて、1食150円くらいで売ってもらえると助かるのですが……。
【総評】
無印のレトルト食品は、常に味が見直されていて、おいしさがアップしています。新商品も続々登場しているので、今後も見逃せませんね!
また、個人的にはパッケージの表に容量がはっきり明記されているところが高ポイントでした。日々の食事を考える上で、多すぎず少なすぎず、無駄のない買い物をするためには容量を見ながら選ぶことが重要。その点、無印はひと目で何g入りかがわかるので「消費者の気持ちをわかってくれているな~」と感じます。