イオンモールで運命の出会い！　トータル3万円の服欲しさにメルカリで金策に走った結果、思わぬ出費に頭を抱えたワケ

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

　イオン――それは田舎者の聖地。田舎の中で最もヒエラルキーの高い建物、それがイオンモールだッ!!!!　週末、私はステディと１時間半もかけてイオンモールに出かけました。田舎民の由緒正しきデートとは、イオンモールをぶらぶらすることなのだっ!!

　東京に住んでいた時には「イオン～？　どうせ1,900円の服しか売ってないでしょ～？」と馬鹿にしていましたが、ノンノンノン!!!!!!　イオンには今や、専門店街があり、そこで売っている品は東京のセレクトショップのそれと変わらないのです!!

　ちなみに、私のお気に入りのお店は「ラクールキャレ」というお店。イオンモール盛岡南に入っているそのお店は、世界中の洋服屋さんのセレクトショップになっていて、「こちらはイギリスから」「こちらはアメリカから」と面白い商品がたくさん詰まっています。

　その日も、私はイオンモールに降り立つと、まっすぐにラクールキャレへと向かいました。お店に入ってすぐに目に留まったのは、そでがフリルになっているカットソー。そして、ブルーの色味が美しいスカート。ああん、こういう甘い服って今まで買ったことなかったけど、トライしてみたいかも!!　ステディに「その服可愛いね」って言ってもらいたいもん！　甘い服に挑戦よお!!

　しかし、試着室で着替えた私は、あ然として鏡を見つめました。そこにはガン〇ムのように肩がジャキーンとした強そうな女が立っていたのです。WHY……？　私が着ると肩のフリルが肩幅を強調して、ものすごくいかつく見えるわ……？　そしてブルーのスカート。紐で吊るタイプなんだけど小さいのか、ヒモで吊っている部分だけが上にきちゃって、パンツを食い込み気味に上にぐいーんと引っ張っている小学生みたいに見えるわ……？

　ううん……なんだってこう、洋服っていうものは、自分のイメージと着たときの雰囲気が全然違うのかねえ……。私はブツブツ文句を言いながら試着室を出ると、とぼとぼと店内を歩き始めました。体重68キロの女にはおしゃれなんて無理ってことなのかしら……。と、そのときです。ふとたっぷりとした生地感のデニムパンツが目に飛び込んできました。テロテロしていて履きやすそう！　えーと、素材はテンセル100％だって。よくわからんけど、光沢があってきれいだわあ……。でも、着られないかもしれない。そうよ、さっきと同じことになるやもしれん……。私は一度、すっとその場を離れました。すると……。