学校でプール授業が始まらず、水泳教室も満員……「泳げない娘」に焦るママを救った、ママ友からの“一言”とは
今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。
例年、6月になると小・中学校では水泳の授業が開始する。しかし、昨年は新型コロナウイルス感染防止を理由に、全国の学校で授業の中止が相次いだ。コロナ禍で迎える2度目の夏を前に、低学年の子どもを持つママたちの間では、学校でのプール授業に関する話題がたびたび飛び出すという。今回は、ある“悩み”を持つ女性のエピソードを紹介する。
泳げない娘を持つことがコンプレックスに……
奈津美さん(仮名)は、8歳になる女の子を都内の小学校に通わせている。娘はあまり活発な性格ではなく、体育の授業が苦手だそうだ。
「保育園に通っているときは、人形遊びやぬりえが好きな子でした。園庭のない小さな保育園だったので当然プールも常設されておらず、夏の間は簡易プールで水浴びをしていたんですが、娘は顔に水がかかるのが苦手みたいで、小学2年生になった今も泳げないでいます……」
とはいえ、昨年は小学校での水泳の授業が中止になったため、泳げないことはあまり気にしていなかったとか。
「でも、学校から“今年は例年より回数を減らしてプールの授業を行う”という連絡があったため、ママ同士のLINEのグループチャットでも、『学校指定の水着を買う? 持っている水着で済ます? 』と話題に。うちの子はスイミングスクールには通っていないし、スクール水着も持っていないので、新しく買わなければならないですが、ほんの数回しか着ないならば、水着の購入は来年まで待ちたいというのが本音です」
その後、ママ友4人と集まった際にもプールの話題になったと語る奈津美さん。「その中で、スイミングスクールに通わせていなかったのは我が家だけと知り、とても驚いた」という。
一般的に、小学校低学年のうちは、まずは水に慣れることが授業の目標とされている。また、泳げない子と泳げる子のレベルごとに授業が行われることも多く、奈津美さんいわく「未就学児のうちからスイミングスクールに通わせている家庭も多い」そうだ。