木村拓哉主演ゲーム『JUDGE EYES』シリーズ、新作『LOST JUDGMENT』が最後の作品に!? 「ジャニーズがSteam版発売にNG」か
海外ドラマ『THE SWARM(原題)』への出演が明らかとなり、話題と期待を集めている木村拓哉だが、一方でジャニーズ事務所の意向により、続編制作が“打ち切り”になった作品が存在するという。木村は2018年12月に発売されたゲームソフト『JUDGE EYES:死神の遺言』で、初めてゲームタイトルの主演を務めたが、芸能プロ関係者によると「諸般の事情で、次回作で“完結”となる予定」だそうだ。
『JUDGE EYES』は人気ゲーム『龍が如く』シリーズと同じく、歌舞伎町をモチーフにした架空の街「神室町」を舞台に、木村扮する元弁護士の探偵・八神隆之が事件解決に挑むサスペンスアクション。今年9月には続編となる『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』の発売が予定されている。
「いまやジャニーズタレントの代表格ともいえる木村が、CGキャラクターとして本人のビジュアルのままゲーム内に登場するということで、1作目の発売当時は、ジャニーズファンのみならず、ゲーム好きの間でも大きな盛り上がりを見せました。ジャニタレが『ゲーム主演』という意外性もさることながら、木村演じる八神をプレイヤーが自由に操作することができ、八神が『ちょ、待てよ!』と発したり、風俗店に出入りするといった演出面は、ネット上でも概ね好評でした」(芸能ライター)
『JUDGE EYES:死神の遺言』は売上も好調で、すぐに2作目の制作が決まったというが、現時点では次の『LOST JUDGMENT』が「最終回」になってしまうのだとか。
「その理由は、ジャニーズ事務所が肖像権の観点から、PCゲームやPCソフトのゲーム配信プラットフォーム『Steam版』(スチーム)での発売にNGを出しているためです。近年、ゲームのプラットフォームといえば、プレイステーションにXbox、そしてPC専用のSteamが一般的。Steamの国内ユーザーは、世界各国と比較すればまだまだ少ないといわれていますが、作品によってはSteam版の売上が全体の40%を占めるケースも。この一大プラットフォームを捨てると、採算が取れなくなってしまうため、『JUDGE EYES』シリーズはいったん完結せざるを得ないということです」(前出・関係者)
「ウェブでの写真掲載」が条件付きで解禁されるなど、数年前に比べれば、ジャニーズのメディアへの規制は緩和されているようにも思えるが……。
「それでも電子書籍などでは、ジャニーズタレントだけ黒塗り加工されるなど、ウェブ進出に消極的だった時代の名残は今も残ったまま。木村自身も、同作への出演はノリノリでこなしていたといわれるだけに、ファンにとっては残念な結果でしょう」(同)
昨今ではTwitterやインスタグラム、YouTubeなど、ジャニーズタレントのSNS利用も次々と解禁されている。いずれはSteamも「解禁」されることに期待したい。