買い物狂い、月100万超えの散財でついに破産！　母に泣きつき、200万円の借金のお願いをした結果……

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

　読者のみなさん、連載119回でも軽く触れましたが、ついに私、破産したんですよ。

　ここ数カ月ほど、毎月100万円を超える散財をしておりまして、Twitterでフォロワーさんにも「N子さんはいくら使ってるんですか？」と質問されるほどヤバイ生活を送っていたんです。当時の私は完全なる買い物依存症。毎日、Amazonやらファーフェッチやらベイクルーズから荷物が届き、母からも「いい加減にしなさいよ、毎回毎回なにを買ってるのよ!!」と言われていました。

　それから2カ月……。「今月もカツカツなんだろうなあ～」と思いながら、カードの請求書を見てみたところ、支払額が200万円と書いてあり、私の目はビヨヨヨヨ～～～～ンと飛び出しました。に、に、にひゃくまんなんてお金ないよおお～～～～！！！！！

　時刻は真夜中。私はこの事実にぶるぶると震え、いてもたってもいられなくなりました。すぐに思いついたのは、全額をリボ払いにすること。だけど、200万円もリボったら、毎月利子はいくらになるのかね……。200万円を毎月20万円ずつ返していくと仮定すると、利子額は14万円弱。ヒイイイイイ、利子でじゅうよんまんえん～～～～～！！！！！！！！！

　これはなんとしても避けなければならない。とはいえ、金はない。私は慌てて財布の中身を確認しました。3万円……。この金でなんとかしなきゃならない。でも、なにを？

　私はしばしの間頭を抱え、母が私名義でお金を貯めてくれていたことを思い出しました。その通帳には500万円の金が入っているのです。しかし、勝手に引き出したら最後、どんな目に遭うか……。ボコボコにされて、「家から出ていけ!!」と言われるのは目に見えている……。ならば合法的に借りるしかあるまい。そう、母に借金を申し込むしかない……!!

　翌朝まで待てばよかったのですが、私の心臓はバクンバクンと高鳴り、もはや寝るなどできない状況でした。私はそろそろと階段を下りていくと、母の寝室に足を踏み入れました。母を起こしてよいものかどうか考えながら、母の寝顔を照らしていると、母は「うう……ううう……」とうなり始めました。どうやらライトを当てていたので起きたようです。母は私の顔を見るとギョッとして「なに!?」と騒ぎました。

　私はすかさず「母ちゃん、お願い!!　12月まで通帳のお金が増減すると思うんだけど、見逃して!!　12月までには元通りにするから!!」と叫びました。なんのことかまったくわからない母は「はあ？」と不思議顔。そりゃそうだ。