YOASOBI「夜に駆ける」、YouTubeでMVに“視聴規制”! 「この程度で問題視?」「妥当な判断」と賛否両論
人気音楽ユニット・YOASOBIの楽曲「夜に駆ける」のミュージックビデオ(以下、MV)が、突如YouTubeから“視聴規制”を受け、ネット上で物議を醸している。
2019年11月にアップされるやいなや、たちまち話題になった「夜に駆ける」のMV。同楽曲でYOASOBIの知名度は急上昇し、同年12月には配信限定シングルとしてリリースされるなど、デビュー曲にして代表曲となったが、先月末に「規制が入った」と、ネットユーザーの間でささやかれるように。
「完全に視聴できなくなったわけではなく、ページにアクセスすると、再生される前に『次のコンテンツは、一部の視聴者にとって攻撃的または不適切な内容を含んでいるとYouTubeコミュニティが特定したものです』との文章が表示され、『理解した上で続行する』のボタンを押さないと視聴できない状態になっていたんです。なお、YouTubeのヘルプページでは、こうした制限をかけるケースについて『削除の基準に近く、一部の視聴者に不適切である場合、一部の機能が無効になる可能性があります』などと説明しています」(芸能ライター)
「夜に駆ける」のMVには、登場人物がビルのような場所から飛び降りたり、血を想起させたりする描写も。ネット上では、こうした表現が「YouTubeの規約に抵触したのではないか」と推測する声が多い。なお、5月31日の時点でこの規制は解除され、YOASOBIの公式Twitterも同日に「無事解除いただきましたので、これからも末永くよろしくお願いします」と報告している。
「制限が解除されたとはいえ、ネット上では『そもそも、規制かけるほどだった?』『この程度で問題視されたら、YouTubeでは何も表現できなくなる』『「夜に駆ける」より不適切な動画なんていくらでもあるだろ』など、YouTube側の判断基準に批判が続出。『夜に駆ける』のMVは現在、2億回以上再生されていることもあって、『有名曲だから狙い撃ちにされたのでは?』『影響力が大きいから、目についたのかも』といった臆測も広がっています」(同)
なお、20年1月にアップされたロックバンド・神聖かまってちゃんの「るるちゃんの自殺配信」のMVも、「夜に駆ける」と同様の規制が先駆けて入り、6月1日現在も解除されていない。
「『るるちゃんの自殺配信』は、現在2500万回再生と『夜に駆ける』ほど注目度が高いわけではないものの、視聴の確認を要する規制の対象になっています。こちらもファンからは疑問の声が集まっていますが、ネット上ではYouTube側の規制について『幼い子どもに見せられるかって言ったら、それは難しい。規制は妥当な判断』『自分が中学生の時に「るるちゃんの自殺配信」のMVを見てたら、どうなってたか……』といった声も上がっており、以前より悪影響を心配したり、不安を感じていた人もいるようです」(同)
賛否両論が集まった、YouTubeのMV規制。今後、アーティストたちの表現の在り方に大きな影響を与えないとよいのだが……。