梅雨は「頭が割れそうに痛い」! 頭痛に襲われ「会議で大失敗した」41歳女性、症状を改善した方法とは?
梅雨の時期に起こる頭痛は、雨が降る前の気圧の低下と、自律神経が関係しているといわれています。
自律神経には主に、活動時に働く「交感神経」と、リラックス時に働く「副交感神経」があり、気圧の低下をストレスとして体が感知すると、自律神経が乱れて交感神経が優位に。これにより、脳の血管が異常に拡張して神経を刺激し、痛みが生じるのです。
また、梅雨に起こる不調の多くは、「湿気」が原因という考え方も。東洋医学では、体に必要以上の水分が溜まると、さまざまな不調を及ぼすとされます。お酒を飲み過ぎたり、水分代謝が悪かったりすると、むくみや頭痛、めまい、食欲不振など、さまざまな症状を引き起こしますが、湿気の多い梅雨の時期は、外からの影響も体に余分な水を溜める原因になるのです。
3.梅雨の頭痛には漢方薬がおすすめ
あらゆる方法を試しても効果が出なかった智子さんが、最後の手段として選んだのが漢方薬でした。
「私の様子を見て心配した会社の同僚が、『漢方薬が効くとテレビで見たけど、試してみたら?』と教えてくれたんです。それをきっかけに自分でも調べて、ネットで漢方薬を注文できるサービスを知りました」
そこで勧められた「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」という漢方薬を飲み始めた智子さん。その結果、これまで悩まされてきた頭痛は嘘のように消え、雨の日も快適に過ごせるようになったそうです。
「通院の必要もないし、こんなに簡単に頭痛から解放されるなんて驚き。もっと早く知りたかったですね。今年もいよいよ梅雨の時期ですが、漢方薬があるので、不安はありません。むしろ、レイングッズを新調したり、雨の日を楽しみにしてます!」
梅雨の頭痛からすっかり解放されたと、うれしそうに語る智子さん。頭痛の症状が漢方薬の服用によって軽減されたエピソードでした。
3-1.梅雨の時期に起こる頭痛、改善できる漢方薬は?
漢方薬はさまざまな症状に効果が認められている、自然由来の医薬品。体にやさしく働くため、一般的に副作用が少ないといわれています。根本的な体質の改善を目指す漢方薬は、梅雨に起こる頭痛を抑えるだけでなく、腹痛やめまいなどの症状、むくみ体質などに悩む方にも最適です。
智子さんのように、睡眠の工夫や食生活の改善などを毎日続けるのは難しい場合も、漢方薬なら毎日飲むだけなので、無理せず続けられるはず。それでは、東洋医学の「水分代謝の不良」という考え方から、梅雨に起こる頭痛に用いられる漢方薬をご紹介します。