梅雨は「頭が割れそうに痛い」! 頭痛に襲われ「会議で大失敗した」41歳女性、症状を改善した方法とは?
今年も梅雨の季節がやってきますね。ジメジメして蒸し暑く、せっかくセットした髪もメイクも台無し……そう考えると気分が浮かないだけではなく、体に不調を感じる方も少なくありません。
特に、雨が降ると「頭痛」の症状でお悩みの方も多いようです。実際に、気圧や気温の変化、湿度などの天候と頭痛は、密接に関係しているといわれています。
そこで今回は、薬剤師の白倉みかさんに、梅雨に起こる頭痛の原因と解決策について教えてもらいました。
1.大事な会議で大失敗……梅雨になると頭が割れそうに痛い!
これからご紹介するのは、頭痛に悩む、智子さん(仮名)41歳のエピソード。イベントの企画や運営の仕事をする智子さんは、ここ3〜4年ほど、梅雨の時期になると頭痛がひどくなるそうです。
「毎年、梅雨になると、頭が割れそうに痛くなります。始めのうちは『雨ばかりで気分がパッとしないだけ』だと思い、体調の変化についてはだましだましでやり過ごしていましたが、頭痛の症状は年々ひどくなっていて、最近は、我慢できないほどの痛みに悩んでいます」
いまや、市販薬が手放せないという智子さん。
「市販の痛み止め薬を飲めば落ち着きますが、効き目がなくなればまた飲まなければならず、毎日その繰り返し。強い鎮痛剤を飲み続けることには抵抗がありますが、飲まないと仕事にならないんです。こうなったら自力でなんとかしようと思って、まずは生活習慣や食生活を見直してみました」
早めに寝る、消化のいいものを食べる、アロマでリラックスする……いろいろと試してみたという智子さんですが、あまり効果を実感できなかったそう。結局、頭痛が治まることはなく、昨年は梅雨の時期に仕事で大失敗をしてしまったとか。
「大事な会議の日に激しい頭痛に襲われて、内容がまったく頭に入らなかったんです。発言も提案もできず、質問にもまともに答えられずにいたら、会議後にチームリーダーから『やる気ないなら辞めたら?』と言われてしまいました。
その日以来、『向上心のない人間はうちにはいらない』など、チームリーダーから小言を言われるように……。これってパワハラでしょ!? と思いながらも、梅雨が終わって頭痛の症状が落ち着いてからは、いつも通りに仕事ができるようになり、名誉挽回。とはいえ、梅雨は毎年来るものなので、頭痛から解放される方法を探したんです」
生活習慣や食生活の改善、アロマなどは交感神経を整えるという意味で、正しい対処法といえるでしょう。それでも、仕事や家事、育児に忙しい毎日に、欠かさず続けることは難しいのが現実。
それではここから、梅雨に起こる頭痛の原因を解説し、おすすめの解決策についてご紹介します。