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[ドラスト・ヘア用品レビュー]

ドラッグストアでプロが選ぶ、“ヘアカラー”「おすすめ&ガッカリ」6選! 花王、マンダムなど定番から新作までジャッジ!

2021/06/18 20:30
AKKO(ライター)

ヘンケルジャパン 「フレッシュライト ミルキーヘアカラー」

 「髪色戻し」やミストタイプのヘアカラー剤でおなじみのメーカー・ヘンケルジャパン。今回選んだ「フレッシュライト」シリーズは、誰もが一度は見たことがあるだろう定番商品ですよね。それだけ長い間販売されているカラー剤なのですが、思い通りの発色になりにくいのが気になります。

 カラー剤を購入する際、パッケージのイメージを参考に商品を選ぶことが多いと思いますが、ブリーチではなくヘアカラーでここまで鮮やかな発色にするのは、非常に困難。「思い通りの色にならなかった……」と落ち込むことになるかもしれません。

 髪質にもよりますが、使用後のきしみも強め。もともとハイトーンの方や、明るさ重視の方にはいいかもしれませんが、色味の深さや色持ちを考えたら、積極的にはおすすめはしないですね。

【セルフカラーイマイチ:その3】シュワルツコフ「ボンディング・ブリーチ」/1,650円

シュワルツコフ 「ボンディング・ブリーチ」

 プロの間では有名なメーカー・シュワルツコフが、今年3月に全国発売を開始したばかりのブリーチ剤です。ヘアサロンで話題の「ボンディング・テクノロジー」を採用し、ハイトーンにしても髪が切れにくいのが特徴とのこと。

 では、何がおすすめできないかといえば、1剤と2剤の“比率”がほかの商品と違うのです。商品仕様を見ると、1剤が25g、2剤は75mlで1:3の比率になっていますが、市販のカラー剤やブリーチ剤は1:2の比率になっているものがほとんど。この2剤は「オキシドール」という薬品で髪を脱色する働きがあり、ダメージ原因の一つでもあります。サロンでの使用比率は1:1なので、2剤の割合が多い市販のカラー剤やブリーチ剤は、髪が傷みやすくなるわけです。

 サロンでブリーチを行う際、2剤の量を増やしてハイトーンに仕上げることもありますが、プロの施術でもまれにトラブルが起きます。「髪が切れにくい」と謳う商品であっても、すでにダメージのある髪や、敏感肌の方は使用を避けたほうが無難でしょう。

セルフカラーは“どこから”染めるのが正解? 失敗しないコツを伝授

 最後に、セルフカラーの豆知識を一つ。薬剤を塗布する際に、つむじのあたりから始める方が多いのではないでしょうか? セルフカラーでは、自身が鏡に映る部分はもっとも染まりやすく、えりあし部分が一番染まりにくい傾向にあるので、最初に塗布するのは、えりあしの生え際をおすすめします。

 正面の根元部分は特に染まりやすいため、「生え際だけ明るくなりすぎた!」という失敗談はよくある話。また、薬剤の放置時間は仕上がりの“生命線”といえるので、しっかり守るようにしましょう。

AKKO(ライター)

山野美容専門学校卒業後、美容師として10年以上現場を経験。およそ2万体近くのヘアーと向き合う。一線を退いた後、成人式や七五三、特殊セットなど、これまで疎遠だったジャンルへ地味に進出する傍ら、2016年にライターへ転身。これまで培った知識や経験を生かしながら、美容情報を発信している。

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最終更新:2021/06/18 20:30
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