『恋はDeepに』視聴率7%台まで転落! “ジリ貧”石原さとみは「ラブコメ路線から離れる」ことが必要!?
石原さとみと綾野剛がダブル主演を務める火曜ドラマ『恋はDeepに』(日本テレビ系)の視聴率が停滞している。初回こそ10.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と2ケタ発進だったものの、第2話は8.9%で早くも1ケタ台に転落。その後も、第5話は7.7%、第6話は7.6%、そして5月26日放送の第7話は7.4%まで落ち込んでしまった。
大人気ドラマシリーズ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)や、最終話で視聴率19.6%を記録した『私の家政夫ナギサさん』 (TBS系)などの脚本を手掛けた徳尾浩司氏によるオリジナル作品として、放送前から注目を集めていた同作。海を愛する魚オタクの海洋学者・渚海音(石原)と、ロンドン帰りのツンデレ御曹司・蓮田倫太郎(綾野)の恋模様を描いているが、なぜここまで視聴率が下がったのだろうか。
「考えられる原因の一つは、“Hulu商法”を疑われていること。日テレ系のドラマは、地上波放送だけでは完結させず、続編や後日談を動画配信サービス・Huluにて公開するドラマが多く、ネットユーザーからたびたび批判を浴びています。現段階で『恋はDeepに』がこの手法を取るのかは不明ですが、“全9話”という中途半端な話数のため、視聴者からは『最後はまたHuluへ誘導?』『“Hulu商法”っぽいし、最初から見ない』といった声も。日テレへの不信感が、低視聴率につながっているのでしょう」(芸能ライター)
そのほか、主演を務める石原に対し、ネット上では「石原さとみの演技はいつも同じ」「何を見ても一緒のドラマに見える」といったコメントが飛び交っている。
「視聴者が石原の演技に“飽きた”ことも、視聴率が下がった原因だと思われます。そもそも、ここ最近の石原は、ドラマ主演こそ続いているものの、視聴率は低迷気味。昨年7月期の『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)や、2019年7月期の『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)、18年7月期の『高嶺の花』(日本テレビ系)はいずれも初回2ケタスタートを切ったものの、第2話以降1ケタ台に転落しており、『恋はDeepに』と同じパターンなんです。ここ最近の主演作で“当たった”といえるのは、法医解剖医を演じた18年1月期の『アンナチュラル』(TBS系)ぐらいでは」(同)
北川景子や上野樹里ら、1986年生まれのいわゆる“ハチロク世代”女優の中でも、長らくドラマ界に君臨していた石原だが、ここにきて急ブレーキがかかった理由は、ズバリ“役柄”のようだ。
「デビュー当時は少しミステリアスな雰囲気でしたが、作品によってはベッドシーンに挑戦するなど、大胆な演技も話題に。しかしここ数年は、王道のヒロイン路線ばかりで、演じる役は似たり寄ったりです。舞台経験も豊富で、実力はあるはずなのですが、ドラマではいつも同じような役柄を演じているため、視聴者に『何を見ても一緒』と言われるのかもしれません」(同)
では今後、石原が今の地位を維持するためには、どうすればいいのだろうか?
「シリアスな演技には定評があるので、“ラブコメ”路線から一度離れてみるのがよいのでは。『アンナチュラル』のように、登場人物の繊細な心理描写のある作品のほうが、石原に向いているのではないでしょうか」(同)
同世代だけでなく、新しい女優も次々と台頭している今、 石原が次に選ぶ作品にも注目したい。