『ポツンと一軒家』、山口県の“廃線”情報に鉄道ファン「おいおい」! スタッフの言葉にツッコミ相次ぐワケ
5月23日に放送されたバラエティ番組『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)。スタッフのある発言について、主に鉄道ファンからツッコミの声が上がることになった。
今回は、山口県の“岬の先端”にある一軒家を訪問。スタッフが驚くほど狭い川際の道や、車一台しか通れない古びたトンネルの中を進んでいくと、もともと果樹園を営んでいたという、目的の一軒家にたどり着いた。10年前まではこの家に高齢女性が1人で住んでいたものの、100歳になった現在は老人ホームに入っており、誰も住んでいないそう。しかし、女性の娘夫婦が毎日訪れて家を管理し、この土地で農業を行っていると明かされた。
「この一軒家までの道中で、スタッフの車が線路の近くを通ったんです。事前に行った近隣住民への聞き込みで、周辺の線路が“廃線”になった情報を得ていたスタッフは、『この線路が廃線になったってことですかね?』と一言。同番組MCの所ジョージは、このVTRを見ながら『何かやりようはないのかな、この線路使って』と残念がるようなコメントをしていました」(芸能ライター)
しかしその後、その線路で“警報音”が鳴り、電車が猛スピードでスタッフの目の前を通過。一軒家を管理している娘夫婦に聞いてみると、先ほど電車が通ったのは「山陽本線」で、もともとはスタッフが通ったトンネルの中に線路があったものの、移設されたのだという。番組MCを務める林修は、これを聞いて「そういう意味での廃線か!」と納得の表情を見せ、「廃線ではなかった!」というテロップも表示された。
「こうして真相が明らかになったわけですが、ネット上では『「ポツンと一軒家」で山陽本線が廃線呼ばわりされてた。かわいそうに……』『山陽本線が廃線扱いされてて遺憾』『おいおい、勝手に山陽本線を廃線にしないでくれ!』などとツッコまれることに。というのも、娘夫婦が『ここはね、“撮り鉄”が多いよ』と紹介していた通り、鉄道ファンには有名な場所のようなんです。最終的に訂正が入ったとはいえ、東海道本線と並ぶ本州の大動脈・山陽本線を“廃線扱い”した番組に、ガッカリした人は少なくなかったようです」(同)
『ポツンと一軒家』では、以前もスタッフの行動に視聴者から指摘が続出したことがあった。
「3月1日の放送回で、今回と同じ山口県の山中にある一軒家を訪問。その際、山道を車で走っていたスタッフが、前方にあった落石をどかすために、いったん車から降りて、谷に向かって石を投げるシーンがあったんです。ネット上では『落石を谷に落とすのは危険すぎる』『下に人がいるかも知れないから、投げちゃいけないのは常識だと思うんだけど!?』など、スタッフの行動を問題視する意見が続出していました」(同)
毎週、高視聴率を叩き出す『ポツンと一軒家』だが、5月23日の放送も17.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。多くの人が見ている番組だからこそ、スタッフは一つひとつの言動に最新の注意を払ったほうがいいかもしれない。