『おかえりモネ』清原果耶『おちょやん』杉咲花、「朝ドラヒロインの顔」からヒットの要素を解く!
――『おかえりモネ』のヒロイン・清原果耶さんはいかがですか?
岡井 清原果耶さんの特徴は、目と唇。「目は心の窓」というように、現実を直視しながらも、澄んだ心をお持ちだと感じます。そのほかのパーツからも、頭脳明晰で発想力や創造力に優れ、感受性が人一倍強く、それを形にしていく力があることもわかります。とても素直でスタミナもあり、柔軟性とパワーを併せ持った、本当に不思議な魅力をお持ちの方です。
また、唇からは情愛や主張力が見えますが、清原さんは人を思いやる心もあるはず。観相学的に見て、一番注目するのは“口角”ですが、大きく深く刻まれているのもポイント。これに加え、目や唇の表情の豊かさが、演技力につながっているようです。役柄の気持ちを深く同化する力も兼ね備えているものとお見受け致しました。
――杉咲さんと清原さんの顔を比較して、『おかえりモネ』は『おちょやん』よりヒットすると思われますか?
岡井 『おちょやん』は実在の人物をモデルに過去を描き、『おかえりモネ』はオリジナルキャラクターを通して現在と未来を描く物語なので、作品の性質が異なります。そういう意味では、2人の顔から見えた魅力と個性は、それぞれの物語とマッチしていて、どちらも素晴らしいです。
そのうえで質問に答えるならば、コロナ禍の今、人々の心に響くのは、幸せな未来へと導く追い風になるような、ブレない人間力とメッセージ性ではないでしょうか。こうした観点において、清原さんの眼差しの強さや憂いには、自分のイメージをしっかり持ちながらも、多くの人を幸せな未来に導きたいと願う、静かで力強い誠実なメッセージ性を感じました。
清原さんは『おかえりモネ』を通して、見る人を不思議な力で引き込んでくれるはず。ドラマはこれから盛り上がりが期待ができるのではないでしょうか。
岡井浄幸(おかい・じょうこう)
共立女子大学家政学部食物学科卒業後、明治乳業中央研究所、財団法人国際科学振興財団などを経て、2006年より「嘉祥流観相学会」導主である藤木相元氏に師事し、修行開始。07年には、高野山真言宗にて得度。現在、一般社団法人「嘉祥流観相学会」代表理事・大導師として、観相学、姓名学、開運脳メイクのアドバイス、およびアドバイザーを養成中。企業などでの講演、テレビ、ラジオ等にゲスト出演等を行う。