ジャニーズの“ヤラカシ”が、送迎車にGPSを設置!? 「ジャニー喜多川氏の葬儀の場で大はしゃぎ」の過去も
5月25日発売の「女性自身」(光文社)が、ジャニーズ事務所のタレント送迎車にGPS発信器が取り付けられていたと報道。GPSを設置したのは、一部の過激なファンとみられているようだが、業界関係者は「2019年夏にも、悪質行為が目撃されていた」と振り返る。
「記事では、5月10日に関ジャニ∞・大倉忠義がジャニーズ事務所公式モバイルサイト・Johnny’s web内の個人連載『Oclub』で、“ルールを守れないファン”に対して苦言を呈していたことを紹介。大倉といえば、18年11月にも同サイトのグループ連載の中で、過激なファンの振る舞いを『ストーカー行為ではないのか』と問題視していましたが、『自身』によれば、20年夏にはジャニーズが使用している複数の送迎車からGPS発信器が発見されていたというのです」(スポーツ紙記者)
何者かがGPSを取り付け、送迎車の位置情報を確認していたとみられるが、設置した犯人はわかっていないそうだ。
「ブログで悲痛なメッセージを発信した大倉ですが、定期的に警鐘を鳴らしていかなければならないほど、応援マナーを守らないファンが多いということでしょう。そういう過激なファンは“ヤラカシ”と呼ばれていて、ジャニーズタレントの仕事場など、どこへでも現れるのですが、特にここ最近だと、19年7月にジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏が亡くなった際、取材陣よりも先に葬儀の場に駆けつけ、関係者を驚かせていたとか」(同)
ジャニー氏は同6月18日に都内の病院に緊急搬送されたことが一部メディアで報じられ、ジャニーズ事務所は7月1日に、くも膜下出血で倒れ、闘病中であることを公式発表。ジャニー氏はそれから8日後となる9日夕方に死去し、12日には「稽古場」と呼ばれる渋谷区の施設で家族葬が執り行われた。
「それまで遺体が安置されていたのも同施設だったのですが、多くのメディアはそのことを知らず、葬儀の日は港区にあるジャニーズ事務所を訪れていました。一方で、稽古場のほうには20人を超えるヤラカシが集結。施設に集まるタレントに話しかけたり、動画を撮影したり、不謹慎にも大はしゃぎしていたそうです」(テレビ局関係者)
これにはマスコミ関係者も驚き、困惑していたというが……。
「『自身』で報じられたように、彼女たちがGPSまで使っている可能性があるということで、日頃タレントを追いかける側のマスコミでさえ『それはやりすぎ』だと“ドン引き”しています。今月18日に衆議院本会議で可決、成立した改正ストーカー規制法により、GPSの悪用が規制対象に追加されたため、今後はヤラカシが正式に罪に問われるケースが出てくるかもしれません。しかしそれ以前に、タレントやスタッフの気持ちを考えると、法に頼らずとも一刻も早く状況が改善されると良いのですが……」(同)
ジャニーズタレントとファンの関係が、ポジティブに変化することを期待したい。