『モーニングショー』玉川徹氏、五輪中「1日6万人PCR検査」に絶句! 「それができるんだったら……」発言に同意集まる
東京オリンピック・パラリンピック開催まで、残りわずか65日。開催か中止か決断が迫られる中、5月19日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、コメンテーターの玉川徹氏が疑問を呈する一幕があった。
この日、議題に上がったのが、会期中の大規模PCR検査について。選手村に検査センターを作り、そこで毎日検査を実施するとのことだが、これについて五輪担当相の丸川珠代氏は昨日18日、「選手向けの診療所で活動する国内の医師や看護師、選手と1メートル以内の距離で15分以上接する可能性のあるメディアやボランティアも毎日検査を受けていただく」と発言。もちろん、この検査対象者には言うまでもなく選手やコーチも含まれる。
番組でスポーツライターの小林信也氏は、「こういうこと(選手村の大規模PCR検査)が一般の医療機関に影響を与えるんじゃないか、という心配もあると思うんです」と世間の疑問を代弁すると、「組織委員会に問い合わせましたら、毎日検査をするので、6万人ぐらいの検査が必要なんです」と具体的な数字を出して解説。検査の委託先については「民間に委託して一般の医療機関に迷惑をかけないような体制を整えている(という回答を得た)」と説明した。
「これについて異を唱えたのが玉川氏。『民間の検査でやります、と言うんですけど、今、例えば東京のクリニックとか、いろんな医療機関の検査も民間に出しているんです』と主張。そして、1日の検査数について『6万人分……』と絶句しつつ、『今、東京で1万何千人とか、せいぜい2万人ですから、その3倍のキャパシティーをオリンピックに割いている』『民間のほうのキャパが圧迫されないのか』と危惧していました」(芸能ライター)
さらには、「オリンピックのために、東京で1日6万人規模のPCRが導入できるんだったら、僕は『今まで何だったんだ?』と思いますけどね。それができるんだったら、とっくの昔にやってんだろうと」と指摘。これら玉川氏の発言について、ネット上では賛否両論が飛び交っている。
「本当に玉川の言う通り。6万人も毎日検査ができるのなら、なぜ国民のために増やそうとしてこなかったのか?」「玉川さんの言うことが正しい。国は国民の命より、金に関係のあるスポーツイベントを最優先」「国はやれることをしなかったのか、やれないことをしようとしてるのか。どちらにしても不信感だらけ」「玉川さんの言ってることに、初めて賛同できた」と、共感を示す意見が続出。
一方で、「無差別の検査では偽陽性が大量に出る。隔離してないと意味がない」「選手のPCR検査は隔離の上で行われる。隔離しない無差別の検査に、なんの意味もない」と反発する声もあった。
新型コロナウイルスの新規陽性者数が、沖縄で初の200人超えとなった本日。各地でコロナがまだまだ猛威を振るい続ける中、東京五輪の会期中、そしてその後の日本はどうなっているのだろうか――。
(村上春虎)