サイゾーウーマンコラム知られざる女子刑務所ライフ元女囚が語る「薬物依存更生」への苦しみ コラム 知られざる女子刑務所ライフ117 努力して報われなくても、がんばるしかない! 元女囚が語る「薬物依存更生」への苦しみ 2021/05/16 16:00 中野瑠美改め瑠壬(作家) 知られざる女子刑務所ライフ 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。 マスコットバットに重りをつけて1300g!素振り100回、軽く50球、左打ち50球、 体が軋む? 焦らすぼちぼちやってこ、 練習後YouTubeロケ、 今日は1日疲れた? でも負けへんで‼️ pic.twitter.com/Y4imrkHWIP — 清原和博 (@kiyohara3_5_114) May 5, 2021 努力しても報われないこともある 競泳の池江璃花子選手の「もらい事故」が話題ですね。病気でもがんばって五輪代表になれたのに、「五輪出場を辞退しろ」とか言われてるそうです。意味わかんないです。 池江選手は、長い療養で筋肉がめちゃ落ちたところからがんばってがんばって、1位になりました。「努力は必ず報われると思った」って泣いてましたね。 ほんまにすごいことで感動しましたけど、テレビを見て思ったことがあります。それは、「いくら努力してもアカン時はアカン」ちゅうことです。池江選手に負けた人たちは健康体で、努力もハンパなくても負けたんです。 瑠美も子どもの頃に体操をやってたからわかりますけど、「勝負」は残酷なんです。更生も同じで、いくらがんばっても、世間に「もう大丈夫やね」ってゆうてもらえるのは、簡単ではないのです。 何回も書いてますけど、瑠美は今ですら薬物使用を疑われることがあるので、おちおちダイエットもできません。ちょっとでも痩せれば「まだクスリやってる?」てね。まあクスリ(違法薬物)は慣れてくると何を食べてもおいしくなるから、実は太るんですけど、なんか「ポン中=骨と皮」みたいなイメージありますよね。 次のページ 清原和博さんは苦しみながら前進中! 12次のページ 楽天 セブンネット 女子刑務所ライフ! 関連記事 ドン・ファン元妻から女子高生まで薬物を使う時代! 元女囚が考える「覚醒剤と犯罪」“紀州のドン・ファン”元妻逮捕、覚醒剤入手ルートは「東京」!? “元女囚”が「和歌山で買うことはない」と断言するワケ元犯罪者とノーギャラで渡り合う「保護司」というお仕事! 元女囚が更生経験者の採用を提案警察の「有罪にしたい病」は治らない? 元女囚が考える冤罪事件覚醒剤使用・スピード違反・ひき逃げでも懲役5年は、かわいかったから!? 元女囚が考える女性の量刑