『モーニングショー』玉川徹氏、丸川五輪相に「白々しい」と怒り爆発! 「本音は別にある」発言に「よく言った!」と共感続出
「白々しい!」「復興五輪、どこ行った?」。5月12日に放送された『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)の中で、レギュラーコメンテーターで同局局員の玉川徹氏が丸川珠代五輪相に対し、激しい怒りを爆発させる一幕があった。
今日から緊急事態宣言の延長期間に入る東京だが、政府はその解除基準について、1日の感染者が約500人を下回ったところとしている。番組では、コロナ対策と経済活動の両立を研究している東京大学・大学院経済学研究科の仲田泰祐准教授のチームがシミュレーションした、新規感染者数の推移を紹介。
これによれば、東京で1日の感染者が600人を下回るのは8月の第1週。すでに東京五輪の期間中にあたり、つまり緊急事態宣言下でオリンピックが行われることになる。
「玉川氏は、このシミュレーション結果を受けて『8月に入っても600人……』と驚いた様子で、『どこかで下げ止まるとは思っていたんですけど、もうちょっと早いのかなと思っていたんですね』『これはちょっと、600人で、できるんですかねオリンピック……』と絶句。スタジオは沈黙の時間がしばらく続きました」(芸能ライター)
さらにこの後、玉川氏の怒りを買ったのが、昨日11日の丸川大臣の発言だ。同大臣は閣議後の定例会見で、国内外で東京五輪開催への批判が高まり、中止論も強まる中での開催の意義について問われると、「コロナ禍で分断された人々の間に絆を取り戻す大きな意義がある」と主張。さらに、「この東京大会は世界中の人々が新たな光を見いだすきっかけになる」と言及している。
「丸川大臣のこの言葉に、玉川氏は『絆を取り戻すとか新たな光だとか、抽象的で美しい言葉を並べていますけど、これを本当に目的としてるんですか? って思うんですよ』と切り出すと、怒りがこみ上げたのか、『国民の多くが命と健康を損なうんじゃないかと不安を持ってる時に、絆とか新たな光とかですか?』『本音は違うところにあるんじゃないかと、見透かしている人が多いんじゃないんですかね』と厳しい意見を述べていました」(同)
さらには、「むしろ逆に、抽象的な美しい言葉を使われると、白々しく響く人が多いんじゃないんですか。僕も含めて」と苛立ちながら、「ずっと変わってきてるじゃないですか。復興五輪だったものが今、復興五輪ってどこ行っちゃったんだろう? って感じもするし」と、当初の開催理念の一つとして掲げていた、被災地復興の形骸化を訴えた。