春ドラマの主役は50代ベテラン俳優!? 竹野内豊『イチケイのカラス』、阿部寛『ドラゴン桜』の以外は1ケタ転落
各局の4月クール連続ドラマが苦戦を強いられているようだ。初回から1ケタ視聴率でスタートを切ったドラマは第2話以降も低空飛行が続き、2ケタ台発進を遂げた作品も早々に数字を落とすなどしている中、マスコミ関係者は「今期は“50代男性俳優”が希望の星」と春ドラマの特徴を指摘する。
「視聴率面で特に心配されている作品は、テレビ朝日系の『桜の塔』(主演・玉木宏)。初回13.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好スタートを切っていたものの、第3話(4月29日放送)で9.5%で1ケタ台に転落、直近の第4話(5月6日放送)も9.4%でした。同ドラマが放送されているテレ朝の木曜ドラマ枠は、高視聴率枠として知られるだけに、この推移にテレ朝は悔しい思いをしているかもしれません」(芸能ライター)
またフジテレビ系の『レンアイ漫画家』(主演・鈴木亮平)も、業界内外から「打ち切り圏内突入」との声が続出。というのも、初回で6.5%と“大コケ”し、第3話では4.8%まで下落、第4~5話は5%台に回復しているが、「さらに数字が落ちそうな気配もある」(同)という。
なお、この2作品だけが厳しい数字を刻んでいるわけではない。
「実は今期、ほとんどの連ドラが“1ケタ台続き”または“1ケタ台落ち”という状況にあります。特に悲惨なのが『レンアイ漫画家』をはじめとするラブコメ作品で、松たか子が主演を務める『大豆田とわ子と三人の元夫』(同)は初回7.6%で放送を開始して以降、1ケタ台を推移し、第3話(4月27日放送)で5.7%まで下落。第4話(5月4日)は6.0%と微増しましたが、依然として低調なまま。また川口春奈主演の『着飾る恋には理由があって』(TBS系)も、初回9.1%だったものの、第3話(5月4日)は6.8%と、苦しい状況にあるといえます」(同)
日本テレビ系では、石原さとみと綾野剛のダブル主演作『恋はDeepに』が放送されているが、初回こそ10.5%をマークしたものの、第2話以降は8%台を推移中で、5月5日放送の第4話も8.6%とイマイチ盛り上がらず。一方、TBS系で放送されている『リコカツ』(主演・北川景子)は、第1~2話は9%台だったものの、4月30日放送の第3話で一気に7.6%までダウンした。