あわや死亡事故の『沸騰ワード10』に悲鳴続出! 『ガキ使』『イッテQ』……日本テレビの“事故史”
4月16日放送の『沸騰ワード10』(日本テレビ系)に女優の上白石萌音が出演。重大事故になりかねなかった危険なロケの模様が放送され、「怖すぎ」「死亡事故が起きてもおかしくない」と、一時ネットが騒然となる場面があった。
「問題となったのは、モーターパラグライダーに挑戦したロケVTRです。上白石が装着したハーネスと、パラグライダー本体をつなぐロープを固定するためのカラビナの口が完全に閉じていなかったことから、ネット上では『見た瞬間、血の気が引いた』『ちゃんと安全管理してるの?』と批判が続出。その結果、今回の体験搭乗を担当した千葉県内のパラグライダーの運営会社・スカイエンジェルは公式サイト上で、『先日弊社が撮影協力いたしましたモーターパラグライダーの飛行で、不適切なカラビナの扱いがありました』『安全確認が不十分であった点については誠に申し訳ございません』と謝罪コメントを発表しています」(芸能ライター)
なお、日本テレビはメディアの取材に対し、「会社が安全確認を行い、その指示に従って撮影した」とコメントしているが、一部ネットでは「業者が悪いけど、日テレも責任がないとは言い切れない」「映像チェックの段階で気付かなかったの?」と指摘されている。
なお、同局では、これまでにも番組ロケでたびたび事故が起きている。
「今年の3月4日には、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の『ソフトボール企画』ロケに参加していたお笑いコンビ・ライセンスの藤原一裕が、ロケによって左鎖骨を骨折したと発表。さらに、19年には、同番組の大みそか特番のロケで、俳優・佐野史郎が腰の骨を折り全治2カ月の大けがを負っています。佐野が行っていたのは“液体窒素を破裂させた力でどのくらい体が浮くか?”という、聞くからに危険な実験ロケだったことから、ネット上では『こういう危ないロケやめたらいいのに』『打ちどころが悪ければ一生歩けなかった可能性も。こういうロケ自体ナンセンスだけど、60代の人にやらせることもどうかしてる』と批判が相次ぎました」(同)
そのうえ、同年5、6月には『世界の果てまでイッテQ!』のロケで、ANZEN漫才のみやぞんとフォーリンラブ・バービーが立て続けに負傷している。
「みやぞんは、インドで行っていたロケで“火の輪くぐり”の練習をしていた際に左足首を骨折。バービーは女芸人が宴会場で演芸を披露する企画で、ダンスを披露し、ステップを踏んだ際に左足アキレス腱を断裂しています。いずれも負傷シーンはそのまま放送されましたが、ネットユーザーからは『芸人はけがも笑いに昇華させないといけないみたいな風潮、やめたらいいのに』『同じ番組で立て続けにけが人って……リスク管理ちゃんとやってるの?』と苦言を呈する声も上がっていました」(同)
事故が続けば、視聴者はもちろん、何より出演者サイドから不満や不信感を訴える声が出てもおかしくない。これ以上、局の信頼を失わないためにも出演者の安全管理にはくれぐれも注意してほしいものだ。