田中圭主演映画『ヒノマルソウル』、公開前から暗雲! 金メダルのため“命かけた”内容に「美談にしちゃダメ」「人命軽視」
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、再び公開延期となった田中圭の主演映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』。当初は2020年6月19日に封切られる予定だったが、コロナ第1波により延期に。あらためて21年5月7日公開と発表されていたものの、またしても感染拡大と重なり延期となってしまった。どうもツイていない同作だが、内容に関しても、すでに一部から批判の声が上がっており、公開前から暗雲が立ち込めている。
本作の題材は、1998年の長野五輪で、日本が金メダルを獲得したスキージャンプ・ラージヒル団体戦。この栄光を裏側で支えた25人のテストジャンパーたちのエピソードが実話をもとに描かれ、田中のほか、土屋太鳳、山田裕貴らが出演する。
「当時、日本はメダルを期待されていたものの、1本目のジャンプで4位に。しかも猛吹雪により競技が中断され、メダルの可能性は消えかけてしまいました。そんな中、審判団は『テストジャンパー25人全員が無事に飛べたら競技再開』と条件を提示。これを受けた“裏方”の25人は、悪天候の中で試技に挑み、見事日本の金メダル獲得につなげたのです。『ヒノマルソウル』は、こうした実話に基づいた作品なのですが、一部SNS上では、公開前からその内容が物議を醸しています」(芸能ライター)
映画公式サイトには「命の危険も伴う悪天候」「決死のジャンプ」といった紹介文が見られ、また予告編にも「命をかけて飛ぶ」「危険すぎる」などのワードが踊っているが……。
「日本のメダル獲得のために、テストジャンパーが命をかけたことを称賛するかのような内容だけに、『美談にしちゃダメ』『命をかけることを賛美するような作品をつくるな』『人命軽視』といった声が、SNS上で散見されているんです。中には、コロナが収束しない中で東京五輪開催が押し進められている現状と照らし合わせる人もおり、さらに映画の題名も相まって『プロパガンダ臭がスゴイ』などの指摘も見られます。しかし一方、『予告だけで泣けた』といった絶賛コメントがあふれているのも事実。公開を待ち望んでいる人は多いようです」(同)
実際の公開後、どういった評価が聞かれるのだろうか。公開日の決定を待ちたい。