『モーニングショー』玉川徹氏、丸川五輪担当相を猛批判! 小池都知事との“因縁バトル”を「なんですか?」とバッサリ
「そういうのって、まさに楽屋裏の話で、そんなものを大臣が表に出すような話なのかと思うんですよ、そもそもね」――4月28日に放送された『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)の中で、レギュラーコメンテーターで同局局員の玉川徹氏が怒りをあらわに、こう口にした。
牙を向けている相手は、元テレビ朝日アナウンサーで、現在は東京五輪・パラリンピック担当大臣を務める丸川珠代氏。同氏は昨日27日、閣議後の定例会見で、五輪期間中の医療提供体制に関して「都の考えがまったく聞こえてこない」「東京都がこの厳しいコロナの状況で開催するために、どう取り組んでいくか、具体的なことをまだ示してもらっていない」など、小池百合子都知事に対して苦言を連発。説明責任を強く求めた。
だが、熱くなる丸川大臣に対し、小池知事は冷静に「実務的には詰めている。都の役割の部分と、そこは組織委員会のほうで決めておりますので、よく聞いていただきたい」と、たしなめていた。
五輪開催まで、わずか3カ月。“中止論”が世間で高まる中、さらに暗雲を運んできたかのような丸川大臣の“内紛”に、玉川氏はあきれた様子で「国と都のやりとりって、国民からすれば楽屋裏の話ですよね。 楽屋裏の話を、わざわざ会見で言うという意図は……」と、苦言。
「スタジオでは、政治評論家・田崎史郎氏が、丸川大臣による小池都知事への突然の不快感表明について、『非公式な部分で話が全然ダメなので、公開質問状をボーンと出した』と、担当者間でやりとりしても反応がなかったからだと解説しましたが、玉川氏は『なんですか? 公開質問状というのは』と田崎氏を一喝。『自分たちがちゃんと都と協力してやれていないことを、国民に明らかにする意味って何があるんですか!?』と、怒りあらわに猛反発しました」(芸能ライター)
このあとも玉川氏は、「現実問題として、ワクチンもこれからいっぱい打たないといけない。7月の段階で感染が収まっているかどうかもわからないという時に、オリンピックに医療関係者を取られていいのか? という話がある時に、わざわざ楽屋裏の話をして、国民にさらに疑念を持たれるようなことをして、うまくやっていくつもりあるんですかね?」と、スタジオにはいない丸川大臣を激しく糾弾。
「丸川氏と小池氏の諍いは、今に始まったことではありません。5年前の2016年、小池氏は自民党にケンカを売るような形で突如、都知事選への出馬を強行。これに丸川氏は別の候補を応援しながら、『スタンドプレーはできるがチームプレーはできない』と小池氏を激しく糾弾したんです。しかし結果は、小池氏の圧勝に終わりました。そんな因縁バトルが、五輪に舞台を移して始まったのですが、そこに割って入ってきたのが玉川氏というわけです」(同)
丸川大臣は、小池都知事を痛烈に非難しているが、玉川氏も、自身と同局の元アナウンサーに向かって批判を繰り返しているという構図だ。ネット上では、一連の玉川氏の発言について、「丸川と小池のケンカについて、『国民にさらに疑念を持たれるようなこと』って、まさにその通り」「玉川さんの的確なコメントが、丸川大臣に伝わってほしい」「丸川大臣の発言について、どう考えても玉川さんに軍配挙がった」と歓声が上がっている。
5年越しの女の不協和音に参戦した、“最強の論客”玉川徹。三者のこれからのパフォーマンスは見ものかもしれない。
(村上春虎)