サイゾーウーマンコラム“中学受験”に見る親と子の姿中学受験「こんな校長先生はダメだ」 コラム “中学受験”に見る親と子の姿 中学受験で要注意「こんな校長先生はダメだ」! 学校説明会のスピーチで「○○自慢」は、候補校から外すべき!? 2021/04/25 16:00 鳥居りんこ(受験カウンセラー、教育・子育てアドバイザー) “中学受験”に見る親と子の姿 受験日当日、体育館でC学園の校長が話したこと 後日、朱里さんとお子さんはC学園を訪問し、同校の大ファンになったという。以降、C学園を目指して、親子で受験に取り組んだそうだ。そして、入試当日。保護者控室の体育館で、その校長先生は次のような話をされたと聞いた。 「今、試験を開始しましたが、皆さんにこれだけは申し上げたい。結果はどうあれ、中学受験をした経験は決して無駄にはなりません。小学6年生が受験に臨むというのは、本当に本当に大変なことです。でも、間違いないことは、お子さんはこの経験を通して大きく成長しているという事実。あなたが一生懸命、育ててきたからこそ、こんなに素晴らしい子になっている。どうか試験が終わって、お子さんを迎えたならば、この試練に正々堂々と立ち向かったお子さんを褒めて、抱きしめてあげてください。私からのお願いです」 朱里さんは、子どもと自分の頑張りを認めてくれた校長の言葉に涙。ふと気付くと、周りの保護者たちも目頭を押さえていたそうだ。ついでに見渡すと、控室に待機していた先生方も同時に目を潤ませており、朱里さんは校長先生の人望の厚さを感じたという。 朱里さんのお子さんは見事にC学園の激戦を突破。お子さんの話によると、やはり校長先生は生徒から大人気だそうだ。校長室はいつも、校長先生と話したいという生徒で混雑しているそうだ。 受験校をどうやって選べばいいかわからないという保護者には、やはり「トップを見る」ことをオススメしたい。 前のページ123 鳥居りんこ(受験カウンセラー、教育・子育てアドバイザー) エッセイスト、教育・子育てアドバイザー、受験カウンセラー、介護アドバイザー。我が子と二人三脚で中学受験に挑んだ実体験をもとにした『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などで知られ、長年、中学受験の取材し続けている。その他、子育て、夫婦関係、介護など、特に女性を悩ませる問題について執筆活動を展開。 記事一覧 湘南オバちゃんクラブ 最終更新:2021/04/25 16:00 楽天 2022年度入試用中学受験案内 学校紹介を自己紹介と間違えるという痛恨のミスね 関連記事 中学受験、“卒母”のアドバイスに要注意!? 「K女子なんて、一生後悔するわよ!」娘の熱望校を全否定され……中学受験塾に洗脳されていた私……「T学園に入りたいのは、僕じゃなくてママ」息子の涙に目が覚めて中学受験で「特進選抜コース」合格も、3カ月で落ちこぼれたワケ……「入学前にスマホデビューがいけなかった」中学受験ブームに流され、3年間で400万円課金! 「なのに入学先は偏差値48校」「公立でよかった」母の言えない本音中学受験、第1志望の大学付属に「不合格」特待合格狙いも「失敗」……それでも「やって良かった」と母が語るワケ 次の記事 ゲーム依存症の息子、母が助けを求めた先 >