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海外セレブコラム【後編】

ブリトニー・スピアーズにまつわる騒動を振り返る【後編】――後見人問題、「#FreeBritney」運動

2021/04/17 21:30
堀川樹里(ライター)

 2月、冒頭で触れた『Framing Britney Spears』が放送。

 次から次へと大ヒットを飛ばしワールドツアーやラスベガス公演、オーディション番組の審査員を見事に務めたブリトニーが、なぜ後見人制度下に置かれているのか? 本人は後見人制度の適用を中止させたいという意思を示しているのに、なぜ、13年間も父親の管理下に置かれ続けているのか? 自分のお金を自由に使えないだけでなく、私生活も監視され、友人との交流や外出もできないのは、あまりにもひどいのではないか? 番組を見た多くの人がそう感じた。

 SNSには、メルトダウンした原因のひとつは攻撃的だったパパラッチやメディアの悪意ある報道だと非難する意見が殺到。ブリトニーを応援するセレブのメッセージが次々と投稿されるようになった。

 3月31日、トーク番組『The Kelly Clarkson Show』に出演したシャロン・ストーンが、07年にブリトニーから助けを求める手紙をもらったことを告白。

 「若くして成功したスターたちは、みんな管理されているけど、限度というものがある。それを超えてしまうと人間として壊れてしまう」「ブリトニーの身に起きていることは手に負えなくなっているし、本当に恐ろしい」と語り、ブリトニーの身を案じた。

 ブリトニーはインスタグラムで「この番組は見ていない」とし、「毎日ダンスをすることで喜びを感じている」とコメント。そんな彼女を応援し、「#FreeBritney」運動は、ますます活発化しており、「後見人制度から解放してあげる時が来た!」とネット上は大盛り上がりしている。

 ブリトニーが後見人制度から解放され、自由を取り戻し、再び大勢の目の前で歌う日が来ることを、世界中のファンが待ち望んでいる。

堀川樹里(ライター)

6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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最終更新:2021/04/17 21:30
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