『大豆田とわ子』、初回7.6%と撃沈! 松たか子&松田龍平に『カルテット』ファン歓喜も、「ナレーションが邪魔」の声
4月13日、松たか子が主演を務める連続ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)がスタートし、初回世帯視聴率7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。ネット上では「面白かった」との声もある一方、「ナレーションが鬱陶しい」「期待外れ」と低評価を受けている。
「同作は、松主演の連ドラ『カルテット』(TBS系、2017年)を手掛けた脚本家・坂元裕二氏による完全オリジナルストーリー。バツ3、子持ちの主人公・大豆田とわ子(松)が、3人の元夫たちに振り回されながら日々奮闘するラブコメディで、1番目の夫・田中八作を松田龍平、2番目の夫・佐藤鹿太郎を東京03の角田晃広、3番目の夫・中村慎森を岡田将生が演じています」(芸能ライター)
第1話で、元夫の誰かが亡くなった母のパソコンにパスワードを設定していたことに気付いたとわ子は、面倒に感じながらも元夫たちに一人ずつ会い、確認することに。一方、元夫たちは離婚後もとわ子に対して何らかの思いを抱えている様子。パスワードの確認がきっかけで接点を持った佐藤と中村は、とわ子を探して田中の家を訪れ、3人の夫たちが鉢合わせてしまう。とわ子は思わずキッチンに身を隠す中、元夫たちがとわ子をめぐって話し合いを始める……という展開が描かれた。
「ドラマは、女優・伊藤沙里による『これ、歩いている大豆田とわ子』というナレーションとともに、とわ子が公園の中を歩く場面からスタート。その後もナレーションベースのシーンが続き、ネット上では『ナレーションがくどすぎる』『舞台や映画ならいいかもしれないが、ドラマ向きじゃない』と不評だった様子。松と坂元氏が再タッグを組んだ作品というだけに、『カルテット』で話題を呼んだ“から揚げレモン論争”さながらの、役者陣の怒涛の掛け合いを期待していた人も多かったようですが、主人公の行動や気持ちをナレーションで代弁していたため、『解説いらない』『ナレーションが邪魔』『思ってたとの違った。期待外れ』とガッカリした人も多く見受けられました」(同)
とはいえ、一部の視聴者からは「面白い」「私はハマった」と支持を集めている。
「『坂元裕二さんらしい独特の言葉の流れ、くせになる』『キャスト、映像、会話、音楽、全てが素敵』と絶賛する声もあり、中でも『カルテット』で共演していた松と松田の掛け合いには『安定感がある』『このコンビ最高』と好評だったようです。ちなみに、多くのファンを獲得した『カルテット』ですが、視聴率は振るわず、2ケタ台に乗ったのはたった一度。全話平均も8.9%と、それほどヒットしたわけではありませんが、先の読めない展開と登場人物たちの力の抜けた会話劇は、ネットユーザーから『好き嫌いが分かれるけど、ハマる人はハマる』とも評されていたため、『大豆田とわ子と三人の元夫』も、コアなファンを獲得する可能性は十分にあるでしょう」(同)
『大豆田とわ子と三人の元夫』は、『カルテット』以上の評価を得ることができるか、今後のストーリーとともに注目したい。