メーガン妃、フィリップ殿下葬儀に欠席でバッシング! 追悼メッセージも「愛が感じられない」と物議
再来月に100歳の誕生日を迎えるはずだったエディンバラ公フィリップ殿下が4月9日朝、ウィンザー城で99歳の生涯を閉じたことを、王室バッキンガム宮殿が公表した。10日、報道陣の前に現れたチャールズ皇太子は、カミラ夫人との16年目の結婚記念日に亡くなった殿下を「大切なパパ」と表現。国民をはじめ英連邦各国や世界各地から大勢の人々が「我々の喪失と悲しみを共有してくれることに心打たれる」と述べた。
ネット上では、17日に執り行われる殿下の葬儀に、先月オプラ・ウィンフリーとのインタビューで王室を痛烈に批判したヘンリー王子とメーガン妃が出席するのかどうかに話題が集まった。王室の報道官は10日、ヘンリー王子は出席するが、第二子妊娠中のメーガン妃は飛行機の移動はしないほうがよいという「医師の助言」を受け欠席すると明かし、「第1子妊娠7カ月目に、セレブ友達がニューヨークで開催してくれたベビーシャワーには飛んで行ったくせに」とバッシングする声が上がった。
ヘンリー王子夫妻だが、運営する非営利団体アーチウェルの公式サイトを「殿下の長年の奉仕に感謝する」という追悼メッセージだけに変更。女王や皇太子と同じく、長文の追悼メッセージをインスタグラムに投稿したウィリアム王子一家と比べて、「愛が感じられない」と受け取る者も少なくなかった。
殿下と女王にとってひ孫となるアーチーはまだ1歳11カ月であるため、コロナ禍の中、ヘンリー王子が同行させる可能性は低いとみられているが、生後6カ月以来、ずっと会わせていないことから、「最後のお別れをさせてあげればいいのに」「女王だって、もうすぐ95歳なんだし」という声も上がっている。
殿下の葬儀は、「fuss(大騒ぎ)するな」という本人の意向を受けた国葬ではない小規模なものになるが、その様子はテレビ中継されるとのこと。当日、ひつじは安置されているウィンザー城内の礼拝堂から正面玄関に運ばれ、殿下自ら設計に携ったランドローバーで敷地内の聖ジョージ礼拝堂に移動。その後ろを、チャールズ皇太子を先頭に王室関係者が歩くという段取りになっている。
英「デイリー・メール」は、「ウィリアム王子とヘンリー王子の2人は、葬儀が執り行われる間、肩と肩が触れるほどの距離で横並びに立ち、ひつぎを移動させる際にも並んで歩くだろう」という王室専門家の予想を紹介。オプラのインタビューでの発言を「女王に対する侮辱」だと激怒していると伝えられていたウィリアム王子と、王室を批判するヘンリー王子の間の深い溝を埋める絶好のチャンスだと期待を寄せた。
ネット上では、フィリップ王配信仰をするバヌアツ・タンナ島のヤオーナネン村の小部族の人たちが、さぞかし悲しんでいるのではないかと心配する声も多く上がった。米芸能サイト「Page Six」は10日、フィリップ王配信仰の信者たちが殿下の死を知り、深い悲しみに包まれていると報道。12日を「追悼の日」とし、壮大な慰霊祭を執り行うと伝えた。
1984年に『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演し、割り箸についてまくし立てる黒柳徹子を楽しそうに眺めていたというエピソードがある、誰に対しても気さくだった殿下。ストレートな発言で知られ、失言だと騒がれることもあったが、飾らない人柄は世界中の人々から愛された。
新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぎたい英政府は、バッキンガム宮殿やウィンザー城に追悼の花を手向けないでほしいと呼びかけているが、殿下を慕う人たちからの花束やメッセージであふれている。王室は「花束の代わりに殿下が支援していた数多くの慈善団体に寄付してほしい」として、追悼メッセージを記入できるオンライン芳名帳を急きょ用意した。