中古の「香水」には要注意! 定価1.8万円の「シャネル」の香水をフリマアプリで半額購入も、まさかの悲劇が……
――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。
香水。その存在は知っていたものの、いっぱい振りかけちゃって臭くなったら嫌だし、あたいはヘアオイルのフレグランスで十分だわ~なんて思っていたんですよ。ところが。
彼氏もできたし、すっかり安心しちゃって、お風呂に入るのも面倒になってしまった私。1日ならまだいいんですが、2~3日洗っていない髪にヘアオイルをかけた日にゃあ、べったんべったんのぐっちょんぐっちょんになっちゃって、こりゃあいけねえやと思い始めたのです。
ううむ。かの昔、おフランスでは体臭を消すために香水文化が発達したって聞いたことがあるけど、まさにあたし今、そういう気持ちだわ。きたねー体をなんとか小ぎれいに見せる香水が欲しいの。髪を洗ってなくたって、ふわんといい香りがすりゃあ、いい女に見せるってーもんよ。
そんなことを考えていたとき、前回(連載103回参照)シャネルでアイシャドウブラシを買ったところ、香水の試供品をもらいました。くんくん嗅いでみると、これがものすごいいい香り!!私は一瞬でこの香りの虜になり、香水を買ってみることにしました。
私がハマった香りは、シャネルの「チャンス オー タンドゥル オードゥ パルファム」というもの。とはいえ、シャネルの公式オンラインショップで買うと1万8,000円近くする……。これはフリマアプリだわ! とすぐにフリマアプリを開きました。えーと、シャネルのチャンス。シャネルのチャンス……。「シャネル チャンス」と検索窓に打ち込むと、なんとまあ大量の香水が出てくる ではありませんか。やっぱり持つべきものはフリマアプリよねえ。
光の速さで9,000円の香水を購入した私はほくほくしながら、「いつ発送されるかな~」と商品ページを眺めていました。フンフン、シャネルのチャンス。これから私はこの香水でいい女街道をばく進するというわけね……ん? なんか……色味違くね?
試供品の香水はきれいなピンク色だったのですが、写真の香水はどう見ても黄色。なにこれ、劣化? なんでこんな黄色いのー? 私は嫌な予感と共に、商品名をじっと見つめました。えーと、私が欲しかったのは「チャンス オー タンドゥル オードゥ パルファム」。で、あたいが買ったのが「チャンス オードゥ パルファム ヴァポリザター」って、微妙に名前が違う!! シャネルのチャンスって種類がたくさんあるのかよ!! そんなの聞いてないいいいいいいい!!!!!!