ブリトニー・スピアーズ、「とても恥ずかしい」「2週間泣き続けた」……半生描いたドキュメンタリーに本音吐露
今年2月に米FXとHuluで公開され大反響を呼んだ、ブリトニー・スピアーズ(39)の波乱に満ちた半生を描いたドキュメンタリー番組『Framing Britney Spears』。「精神的に不安定だから」と、10年以上も後見制度の対象となっている彼女を解放するように求める「#FreeBritney」運動がますます過熱する中、ブリトニー本人が番組について初めて言及した。
これは彼女が現地時間3月30日に投稿したインスタグラムでコメントしたもので、エアロスミスの名曲「Crazy」に合わせて、笑顔でクルクル回ったりお尻を振る動画に、まくし立てるキャプションを添えた。
「私の人生は、いつだってあれやこれやと推測されまくられてきた…」「観られ…ジャッジされる人生をずっと送ってきているのよ!!! ワイルドで人間らしく、生きているんだなって感じるために、スティーヴン・タイラー(エアロスミス)の曲で毎晩踊らなきゃ、とてもじゃないけど正気でいられないわ!!!」
「私はずっと人々の前でパフォーマンスをし、自分の人生の全てをさらけ出してきたの!!! 全世界を信用するのには、かなりの強さが必要なのよ。だって私は傷つきまくっているからね。常にメディアからジャッジされ、けなされ…恥ずかしい思いをさせられてきたから…現在進行形で!!!! 世界は変わり続け、日常生活は続くわけだけど、人間が壊れやすく繊細なことは変わらないのよ!!!」
ブリトニーは続けて、「ドキュメンタリーは見ていない。でも目にした部分に関して言えば、自分の描かれ方に、とても恥ずかしいと感じた。2週間泣き続けて…今も時々、泣いているわ!!!!」と、またもやメディアにより深く傷ついたことを告白。
「自分の喜び…愛情…幸せを守るために、私は全身全霊で頑張っている!!!! 毎日ダンスするのは、喜びをもたらしてくれるからなの!!! 私は完璧であるためにここにいるわけじゃない…完璧なんて退屈だしね…私は優しさを届けるためにここにいるのよ!!!!!」とキスマークの絵文字で締めくくった。
2006年に元夫と離婚後、08年に精神錯乱状態に陥り措置入院させられてから、「精神的に不安定だから」と実父ジェイミー・スピアーズが後見人に選任されている。だが最近、父親の管理下から外れたいと法廷で争うようになったブリトニー。
今回のドキュメンタリーは、この後見人制度問題や、アイドル全盛期に交際していたジャスティン・ティンバーレイクから過去に性生活を暴露されたことで、ブリトニーが屈辱感を味わったということにも触れ、大炎上。ジャスティンが謝罪声明を発表する騒ぎへと発展した。
また、番組を見たキム・カーダシアンが「私も第一子を妊娠中、体重や体形のことをメディアに書かれて心をズタズタにされた。何カ月も家から出られなかった」と、メディアを強く批判。元夫と養子の親権を争い、敗訴したという過去を持つシャロン・ストーンが、「実は07年に、ブリトニーから助けを求める手紙をもらった」と告白。「若くして成功した大スターは、コントロールされ続けるケースが多くある」と語り、話題となっている。
ブリトニーは4月2日、米ニュースサイト「TMZ」の取材を受け、彼女を担当していたメイクアップアーティストが流した「SNSの投稿にはゴーストライターがいる」疑惑を否定。「そもそもこの男性とは全然話さないし」「SNSの投稿は全て自分で書いている」と断言した。オプラ・ウィンフリーのインタビューを受け、一連の騒動について自分の口から語ることを検討しているという報道も流れており、ファンからは「この調子で、自分の気持ちを主張し続けてほしい」「頑張ってほしい」と応援する声が上がっている。