ドラスト&通販で買える「ヘアオイル」ベスト・ワースト3! あの人気商品は「安全性気になる」「コスパ悪い」!?【BOTANIST、ロレアル他】
こちらの商品には、殺菌性が強い「4級カチオン界面活性剤」が含まれています。シャンプーならまだしも、流さないトリートメントやヘアオイルに使うには、地肌へのリスクが懸念されて“危険”なレベル。安価な成分であることから、製造元的には配合しやすいのかもしれませんが、特に肌の弱い方や乳幼児の肌への塗布はNG。さらに、質感をよくするために刺激性のある高級アルコール「セテアリルアルコール」「セタノール」や、【がっかり:その1】で指摘した「BHT」も配合されています。
総合的に見て、補修効果も乏しく、トリートメント要素も不十分なうえに、安全性も気になる点ばかり……。ちなみに、好き嫌いの問題だと思いますが、結構香りがキツイです。テカテカとした人工的なツヤ感もいかがなものか……。極めつきは、強気な価格設定。おすすめするポイントが本当に見当たりません!
【がっかり:その3】ジョンマスターオーガニック「ARオイル(アルガンオイル)美容液」59ml/3,570円(税込)
アルガンオイルには、オリーブオイルの約2~3倍のビタミンEが含まれており、髪の毛にうるおいとハリ、ツヤを与え、さらには血行促進効果も期待できます。【おすすめ:その1】でも紹介したように、貴重なオーガニックヘアオイルであることから、ネット上でも高評価を獲得している一品です。では、何がおすすめできないかといいますと、非常にベタつきが強い使用感。水分蒸散を防止して、うるおいを保持する効果はあるものの、ヘアオイルとしては使いにくいと思われます。
確かに、稀少なオイルを使用してはいるのですが、少量の割に高価でコスパも悪い。安全性や成分上にこれといった問題はありませんが、価格に見合った効果は乏しく、「これを使うなら、もっと安くていい商品はほかにありますよ」という意味合いで、ジャッジさせていただきました。
ヘアオイル、使用の「ベストタイミング」を伝授
最後に、ヘアオイルの使用について豆知識を一つ。使うタイミングに迷う方も多いと思いますが、「シャンプー後の濡れた髪」がベスト。髪の長さや量に合わせた“適量”を塗布し、ダメージ部分を意識しながら、ドライヤーの熱を利用して内部に浸透させることが重要です。
その際、熱を当て過ぎると逆効果となりますし、使用量が多すぎると、ただの脂っぽい仕上がりになるのでご注意を。また、ヘアオイルが頭皮に付くと、毛穴を塞ぎ頭皮の環境を悪化させるのでNG。ついてしまったら、できるだけ早くシャンプーでしっかりと洗い流すのがベストですが、ホットタオルで丁寧に拭き取れば大丈夫です。
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