『スッキリ』加藤浩次のパートナー変更は「波乱の象徴」? テリー伊藤、上重聡アナ、近藤春菜……歴代サブMC降板の裏側
サブMCを務めたハリセンボン・近藤春菜と水卜麻美アナウンサーが“卒業”し、新体制となった『スッキリ』(日本テレビ系)が、3月29日からスタートした。近藤と水卜アナの後任は、森圭介アナと岩田絵里奈アナで、総合MCの加藤浩次との3人の掛け合いに、視聴者の関心が寄せられているようだが、業界関係者の間では、「いつまでこの体制が続くか」が注目されているという。
同番組は、2006年4月に放送開始(17年9月までは『スッキリ!!』)。加藤を総合司会に、そのパートナーとなる“サブMC”ポジションには、テリー伊藤と阿部哲子アナが就任した。
「つまり、加藤を中心に、タレントとアナウンサーがその脇を固めるという体制でスタート。サブMC枠は、定期的に人が入れ替わっているのですが、その裏ではいろいろとトラブルが起きているんです。サブMCの降板劇は波乱の象徴といえるかもしれません」(スポーツ紙記者)
例えば9年間『スッキリ!!』に出演したテリーは、最終的に“リストラ”されたという。
「当時、テリーとほかの出演者の足並みが揃っておらず、また番組自体の視聴率も苦戦していたこともあって、番組降板となったそうです。どうやら、コストカット的な意味合いも強かったらしく、15年からテリーの後釜となったのは、出演ギャラが必要ない局アナの上重聡で、当時は『加藤、上重アナ、岩本乃蒼アナ』の体制が敷かれました」(スポーツ紙記者)
ところが上重アナは、「週刊文春」(文藝春秋)が報じた利益供与問題の影響から、わずか1年で降板となった。
「そこで16年から、近藤がサブMCに仲間入りし、18年には岩本アナと水卜アナが入れ替わって、『加藤、近藤、水卜アナ』体制ができ上がりました。ところが近藤は、わずか2年足らずで、局サイドや吉本関係者に『番組を降りたい』と相談するようになっていたといいます」(テレビ局関係者)
日テレとしては、近藤は加藤のバーターであることから、ギャラが抑えられるという利点があったとのこと。また、当時の近藤は、「女性芸人の中で、最も将来性があるとされており、加藤と共にその活躍を番組から期待されていた」(同)というが……。
「朝の帯番組とあって、ほかの仕事のスケジュールが確保できなくなるという問題に加えて、まだ30代前半だった近藤に、ご意見番的なポジションは難しかったとのこと。近藤自身も『この立ち位置では、番組に貢献できない』と気付いたのか、ずっと降板の申し入れをしては、周囲の説得で考え直して……という状況を繰り返していたといいます」(同)
そして、このたび近藤と水卜アナが卒業し、「加藤、岩田アナ、森アナ」体制となった。
「これまでのサブMC交代劇を振り返ると、決して円満ではなかっただけに、岩田アナ、森アナが定着するかどうかは見ものです。ただそれ以上に気になるのは、一昨年に起きた闇営業騒動を発端に、番組内で吉本興業に抗議した加藤が、吉本とのエージェント契約を経て、フリーになったということ。サブMCはそのままに、総合MCが交代なんてこともあるのでしょうか」(芸能ライター)
この3人の体制がいつまで維持できるのか、見守っていきたい。