『モーニングショー』視聴率独走キープ! 玉川徹氏、吉村府知事をメッタ斬りで「笑ったわ」「すごいパワーワード」と称賛の声
“朝8時の怪人”が、この春ますます絶好調だ。3月30日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)において、番組コメンテーターで同局局員の玉川徹氏が、吉村洋文大阪府知事をメッタ斬りにした。
「2020年度の平均視聴率で、世帯10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人5.5%を記録し、同時間帯(午前8時~同9時55分)で5年連続民放トップに輝いた『モーニングショー』。この春、他局の朝番組が様変わりする中、『モーニングショー』はタイトルロゴとオープニングがマイナーチェンジしたのと、ジャーナリストの青木理氏、ノンフィクション作家の吉永みち子氏、タレントの高木美保といったコメンテーターが卒業した以外は、これまで通り。大きなテコ入れをしないのも、王者の風格といったところでしょう」(芸能ライター)
そんな高視聴率を支えている要素の一つが、羽鳥慎一とコメンテーター陣の闊達なやりとりであることは周知の通りだが、その急先鋒である玉川氏はこの日も冴えていた。
春休みに入り、新型コロナウイルスの感染者が増加している大阪府。29日に発表された府内の感染者数は213人だった(同日の東京都は234人)。そんな中、吉村府知事は、新型コロナウイルス対策の改正特別措置法で新たに設けられた「まん延防止等重点措置」を国に要請する考えを示し、同時にマスク会食も義務化したいとのこと。
「しかし、大阪府は緊急事態宣言を解除してほしいと政府に要請し、これを受けて国は2月末に実行している。玉川氏も、『吉村知事が自分で最初に解除してくれと言って、2月末で解除したわけでしょ?』と振り返り、『でも、あの時点で変異株の話もあったし、まだ(感染者が)落ち切ってない時に解除すれば戻りますよ、という話をしているじゃないですか』とコメント。その結果、予想通り感染者数が増加し、『今度はマスク義務化だとか“まん防”(「まん延防止等重点措置」)だとかっていうふうに言っている』と知事に疑問を呈した後、『なんか言っていることが、打って休んで、打って休んで……カスタネットじゃねえよって、僕はちょっと思う』と斬り捨てていました」(同)
この“まん防”は緊急事態宣言が出されていなくても、都道府県が集中的な対策を可能にするものだが、玉川氏はこの略称についても「まん防です、まん防ですってみんな言って、『(真剣に)聞くか、そんなもの』って、僕なんかは思ってる」と、語感の響きから緊迫感がないと主張。
羽鳥が「長いので短くしちゃっているという理由だけなので、ちゃんと言います」と答えると、「ちゃんとというか、それ自体が必要なものか?」と、この措置の必要性について疑問を投げかけていた。
SNS上では、吉村知事を皮肉った「カスタネット」発言に対し、「玉川氏、今日もキレあるなぁ。さすが」「たまに良いこと言うね。 ホントにたまにだけど」「玉川で初めて笑ったわ」「カスタネットって、すごいパワーワード」など称賛意見も見られたが、「玉川も、的外れなイチャモンを言っては叩いて、言っては叩いてるだけ」「局の社員という安定した立場で、無責任に持論をかましすぎ」という反発もあった。
ちなみに29日の視聴率は世帯10.6%、個人5.6%と同時間帯で断トツだった『モーニングショー』。一強体制はしばらく続きそうだ。
(村上春虎)