ジャニーズJr.出演舞台で「犯罪行為になります」「即刻ご退場」警告が増加! 「美 少年ファンとして情けない」の声上がるワケ
ジャニーズJr.内ユニット・美 少年の那須雄登が出演し、3月25日~28日まで東京・新国立劇場 中劇場で公演が行われたミュージカル『魔女の宅急便』。公演期間中、公式Twitterが「お客様へ魔女の宅急便カンパニーよりお願い」と題し、来場者への注意点を投稿した。このところ、ジャニーズタレントの出演する舞台について、主催サイドが警告する例が増えているだけに、一部ファンの間でも問題視されている。
27日、ミュージカル『魔女の宅急便』のオフィシャルTwitterは、まず新型コロナウイルス感染防止対策への協力に感謝の意を表した上で、「しかしながら、誠に残念なことに、ここまでの公演で一部のお客様にマナー違反が見られます」と、前置き。続いて、「劇場楽屋口付近での入待ち・出待ち・撮影などの行為は一切お止め頂きますようお願いいたします。感染症対策の観点からも本公演のみならず敷地内にございます他施設関係者皆様へご迷惑になる行為となり、今後の公演継続・劇場使用に影響がございます。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願い致します」と、呼びかけたのだ。
実は、同じく美 少年のメンバーの一人、岩崎大昇が主演を務め、昨年11月に同所で上演された『ELF – The Musical/エルフ・ザ ミュージカル』においても、公式Twitterが観劇マナーについて注意喚起していた。公演中盤の同18日に「ここまでの公演で、一部観劇マナーの良くない方が散見されております」と苦言を呈し、観劇中の録音・録画、おしゃべりは禁止であることや、「出来る限り、途中入場・途中退場はご遠慮頂きますようお願い致します」などと、ツイート。『ELF』はジャニーズJr.の少年忍者・織山尚大もキャストの一員であり、お客さんのほとんどがジャニーズファンとみられるだけに、良識のある人々は、主催サイドからの注意を重く受け止めていた。
「また、舞台を見学するジャニーズタレント目当てに、キョロキョロとして落ち着きのない人も少なくなかったようです。『ELF』の上演当時、会場を訪れたファンからは、『見学の子がいる日はかなりざわざわしてて、カーテンコールの時とか、ステージじゃなくて後ろを向いてる人が多くて悲しかった』『一幕が終わった途端、見学の子たちを追いかけるように見に行くのやめようよ。さすがに怖くて引いた』『「ELF」とてもよかったけど、見学の子を見る目的なのか、二幕が始まっても入って来ない人が多かった』といったレポートが複数上がっていました」(ジャニーズに詳しい記者)
そして、今回の『魔女の宅急便』も美 少年メンバーをはじめ、たくさんのJr.や関係者の来場が予想されている。実際、27日昼公演は美 少年・岩崎と、トンボ役を2018年に演じたなにわ男子・大西流星が見に来ていたほか、28日夜公演は元Love-tune・阿部顕嵐の姿もあったとか。阿部は17年版のトンボ役だったが、18年11月30日をもってジャニーズ事務所を退所。現在は「7ORDER」として活動しており、“元ジャニの先輩トンボ”の観劇がファンの間で話題になっている。
一方、ジャニーズタレントの舞台に関しては、今年2月にJr.の江田剛、松本幸大、原嘉孝、小川優が出演した『Retrial:実験室』でも、作品のTwitterアカウントが注意文を記した画像をアップ(2月11日付)。録音・録画は「犯罪行為となります」と念押ししつつ、こうした行為が続いた場合はオペラグラスの使用禁止、公演の続行が困難になる可能性もあると説明。マナー違反を見かけた場合は「即刻ご退場いただくなど厳しく対処させて頂きますので、予めご了承くださいませ」と、訴えていた。
主にJr.の出演作をめぐり、公式サイドが釘を刺す状況が続いているだけに、上演が続く『魔女の宅急便』についても「公式アカウントに言われるってよっぽどだよね。少なからず那須くんの今後の仕事に関わってくるから、お願いだから迷惑になることはしないで」「来場しているファン層を考えても、入待ち・出待ちしてるのは100%ジャニーズファンの仕業だから申し訳ない」「同じ美 少年ファンとして情けない。マナーくらい守って」と、落胆している。
『魔女の宅急便』は4月10日・11日が愛知で、15日~18日までは大阪に場所を移して上演される。残る公演は、こうしたマナー違反や迷惑行為が減り、無事に千秋楽を迎えてくれることを願いたい。