コラム
仁科友里「女のための有名人深読み週報」

みちょぱは工藤静香に似ているけれど……「男を立てる」だけでは通用しない、彼女が“令和の時代”をうまく泳げる理由

2021/03/25 21:00
仁科友里(ライター)

 みちょぱのすごさは、共演者も認めている。『アメトーーク!』(同)の「みちょぱスゴイぞ芸人」回で、みちょぱは陣内智則に「玄人から見てわかるうまさ」「同じ言葉を2回使わない、上をいく言葉を選ぶ」、ずん・飯尾和樹には「相づち手助け名人」と、高く評価されていた。

 このほかにも、オアシズ・大久保佳代子に「ジジイを転がしている感を見せずにアシストができる、あれができるって最高級のホステスですよ」、飯尾に「オジサンは話聞いてくれて、自分に興味を持ってくれるのがうれしいわけじゃないですか」、かまいたち・山内健司に「下ネタに対する線引きが絶妙」と言われていたことから考えると、セクハラを嫌がらず、男を立てるという“男転がし”のスキルも評価されているといえるだろう。

 上記の芸人だけでなく、みちょぱはとんねるず・石橋貴明にも好かれているようだ。『情熱大陸』(TBS系)が石橋に密着した際、みちょぱが楽屋挨拶に来ていたが、石橋は「かわいいね」とかなり好意的に迎えていた。

 この時にふと思ったのが、みちょぱは令和の工藤静香ではないかということ。細身の体、ロングヘア、少したれ気味の目など、ルックスがどこか似ている気がする。それに往年の静香も、みちょぱと同じか、それ以上に男性ウケがよく、石橋には“姫”と呼ばれていた。

 それに、「男を立てる」ところも似ている。静香は『ザ・ベストテン』(同)で、「好きな人には絶対口答えしない」「夫に浮気をされるのは、(妻に)魅力がないから」というような“男ファースト”発言を連発しており、こうしたヤンキーもしくはホステス的な男性へのホスピタリティは、彼女の特徴といえるだろう。

 しかし、ジェンダーフリーを求める令和の世では、工藤のように、男を立てる「だけ」では、通用しない。みちょぱは、こうした時代をうまく泳ぐ術を心得ているのだ。

 例えば、みちょぱは筋トレに励み、うっすら腹筋が割れるようにボディメイクしているが、SNSに水着姿をアップしたところ、「男が思ういい体を完全に間違えている」といったリプライがついた。みちょぱは「男にいい体と思われたくてこの体になってない グラビアもやらないから自己満です」と、自分の体が「男のため」でないと説明した。

 女性芸能人の場合、一般人と違って、まんべんなく、一人でも多くの人好かれるほうがいいはず。特に若い女性芸能人は男性に支持されるほうが、仕事の幅も広がるだろう。それでも、自分から「男にいい体と思われたくてこの体になっていない」と発言するのは、非常に「今風」なのではないか。

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