小林麻耶、別居報道で「自分を取り戻して」の声――眞子さま、元ももクロ・有安とも共通する「恋愛と洗脳」の関係
3月18日発売の「女性セブン」(小学館)が、フリーアナウンサー・小林麻耶と夫で整体師のあきら。こと國光吟氏の別居を報じた。同誌によれば、2人は3月上旬までに住んでいた高級マンションを出て、麻耶は実家へ、國光氏は新しく借りたマンションへ移ったとか。2018年7月に“交際ゼロ日”で電撃結婚し、仲睦まじい姿を見せていた夫婦だが、当初から不穏な話題も多かった。
麻耶は結婚を機に、18年8月に芸能界から引退するも、19年5月にこれを撤回。同時に、夫婦そろって「生島企画室」に所属し、芸能活動を再開させた。また、結婚当初は「4歳年下の一般人」としか明かされていなかった國光氏について、18年9月に「セブン」が“宇宙ヨガインストラクター”という肩書を持つ人物だと報じ、世間の注目を集めることに。一方の麻耶も、生年月日などから運勢を占う「数秘術」の資格を取得して、20年6月に「小林麻耶の幸せ数秘」というサイトをオープン。ネット上では、「胡散臭い夫婦」「スピリチュアルに傾倒してるのでは?」といった、批判的な見方が強まっていった。
そんな中、同11月12日早朝、麻耶は自身のYouTubeチャンネル「コバヤシテレビ局」で國光氏と共に生配信を行い、レギュラー出演していた情報番組『グッとラック!』(TBS系)のスタッフからイジメを受けたと告白。しかし、配信中に麻耶が突然笑い出すなど、精神的に不安定な様子が見られたこともあり、ネット上は騒然とし、「麻耶さん、精神的にヤバそう。旦那に洗脳されたの?」「結婚してからおかしくなってる。早く目を覚ましてほしい」など、國光氏の影響を指摘する人も少なくなかった。
こうした経緯があるため、今回「セブン」が報じた2人の別居に対し、ネット上には「早く夫と別れて、麻耶さんには自分を取り戻してほしい」「これをきっかけに、旦那とは距離を置いたほうがいい」「麻耶さん、ようやく洗脳されてることに気がついたのかな? 別居は正解だと思う」といった声が多数寄せられている状況だ。
麻耶に限らず、著名人に“洗脳疑惑”が浮上するのは珍しいことではなく、近年は特に、熱愛スキャンダル絡みでうわさされることが多い。最近でその疑惑が取り沙汰された人物といえば、元ももいろクローバーZ・有安杏果と、秋篠宮家の長女・眞子さまだろう。サイゾーウーマンでは、「洗脳と恋愛」の関係について精神科医・片田珠美氏にインタビューを行い、有安と眞子さまが「洗脳状態」にあることや、“脱洗脳”のために必要な条件について聞いていた。麻耶と國光氏の別居が取り沙汰される今、あらためて同記事を掲載する。
(編集部)
(初出:2019年3月2日)
眞子さま、元ももクロ・有安杏果は「洗脳状態」? 精神科医が「恋愛感情」との危険な関係を説く
2月、ももいろクローバーZの元メンバー・有安杏果に、熱愛スキャンダルが勃発した。25歳年上の精神科医との交際、また、医師が有安の個人事務所代表を務めることが明るみとなったほか、ももクロ脱退や事務所退所にも医師が絡んでいたのではないかと、週刊誌が報じたのである。ももクロファンは、この事態に驚愕し、「有安は洗脳されているのではないか?」「早く目を覚ましてほしい」などと、ネット上で悲痛な声を漏らしている。
今、世間で「洗脳疑惑」がささやかれているのは有安だけでない。秋篠宮家の長女・眞子さまもその一人だ。一昨年、当時、都内の弁護士事務所でパラリーガルとして勤務していた小室圭さんと婚約内定を発表。しかしその後、小室さんの母が元婚約者との間に借金トラブルを抱えていることが報じられ、昨年2月、「結婚延期」の運びに。8月には小室さんが3年間の米フォーダム大学への留学に旅立ち、結婚は暗礁に乗り上げている状況だ。世間では、実母がトラブルを抱え、さらには自身も将来の見通しが立っていない小室さんへの不信感が高まっている中、週刊誌報道によると、それでも眞子さまの結婚のご意思に変わりはない様子。「まるで現実が見えていない」「小室さんに洗脳されているみたいだ」といった指摘が国民から上がる事態となっている。
有安と眞子さまの共通点――それは、両者とも恋人との関係が歪んでいるように見える点だ。今回、「洗脳と恋愛」という観点から、『被害者のふりをせずにはいられない人』(青春出版社)や『高学歴モンスター~一流大学卒の迷惑な人たち~』(小学館)などの著者である精神科医・片田珠美氏に話を聞いた。
洗脳が恋愛感情によってより強くなるワケ
まず片田氏は、洗脳とはどのような状態かについて説明をしてくれた。
「相手に対する批判力を失い、相手を過大評価し、欠点が美点に見えてしまう状態のことを指します。別の言葉では、『相手を理想化してしまう』とも言えるでしょう」
なお精神医学において「洗脳」という診断名は存在しないが、患者から相談を受ける中で、「洗脳状態」と指摘することはあるそうだ。
「例えば、夫からこれまでの自分の価値観を全否定され、鬱状態になっているのに、『夫はとても賢くて正しい。私はバカだから』と言う女性は結構います。そういう方に、『あなたは洗脳状態にあります。旦那さんの価値観が必ずしも全て正しいわけではないし、あなたの実家の価値観や、これまでやってきたことが全て間違ってるわけじゃないですよ』と申し上げると、目からウロコが落ちたような反応をされますね。自分が夫から“洗脳されて”鬱になっていることに気づいていないんです」
このような洗脳状況下では、「DVをされても、これがDVであること自体わからなくなるケースもあります。しかもDVをする男というのは、暴力を振るった後、涙を流して土下座して謝ることも多く、被害者側がつい絆されてしまうんですね。ちなみに、もともと洗脳されているため、DVに気づけなくなる場合もあれば、DVによる恐怖で、『私が悪い』と思い込まされる場合もあります。相互作用によって洗脳が強まっていくのです」。
ほかにも片田氏は、コミュニティ内で強い権力を握るママ友や近所の奥さんに洗脳されて、高額商品を買わされてしまった女性などの例を挙げるが、相手に対して「恋愛感情」を持っていると、より洗脳されやすい面があるという。
「恋愛している人の精神状態を『ほれこみ』と言うのですが、その場合、恋愛対象を過大評価して、批判力を失いやすい。先ほど説明した、洗脳と同じ状態なのですが、洗脳とほれこみはニアリーイコールで、『恋愛にのぼせ上がっているときは、洗脳も起こりやすい』と言えるでしょう。ただ、この『ほれこみ』は、恋愛につきものであり、そもそも相手にのぼせ上がるようでなければ、恋愛じゃないんですね。問題になるのは、『ほれこみ』が度を超し、他者から見て『おかしい』と思われるような洗脳状態になっているケースです」
恋人に対して「好き」という感情が高まり、「あばたもえくぼ」となっている人は珍しくない。そういうときに起こりやすい洗脳は、“他人事ではない”と思わされる。