パンサー・尾形貴弘、「モラハラ夫」を笑いのネタにするのは「時代錯誤」!? 『しくじり先生』に「美談にするな」の苦言
お笑いトリオ・パンサーの尾形貴弘が、3月7日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に出演。以前から指摘されていた妻・アイさんへの家庭内モラハラやDV疑惑をあらためて検証し、その行いを猛省した。
2017年に一般女性のアイさんと結婚した尾形だが、その後『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)『水曜日のダウンタウン』(TBS系) などで夫婦のプライベートを披露すると、アイさんへの過剰な束縛ぶりが物議を醸すことに。今回の『しくじり先生』では、尾形がアイさんへの日頃の態度をどう釈明するかに注目が集まった。
「テレビ向けに多少盛られた内容ではあるのでしょうが、尾形のモラハラぶりは、視聴者を不快にさせても仕方のないひどさでした。アイさんへの独占欲や嫉妬心が異常なほど強く、『13の禁止事項』なる取り決めを作っているそう。例えば、アイさんが好きな男性音楽グループの曲を聞くことを禁じたり、韓流や恋愛ドラマなどの視聴も認めなかったり、Vネックやショートパンツの着用を禁止にするなど、ある意味、子どもじみたものばかり。一方の尾形は、グラビアアイドルの写真集を楽しんだり、個室ビデオ店に出入りするなど、自身のことは完全に“棚上げ”していました」(同)
番組で、スタジオの出演者から痛烈な批判を浴びた尾形は、猛省したのち、アイさんに向けて「愛してる」という手紙を朗読。アイさんも「そういう人だと思って結婚したから、これで嫌いになることはない」と尾形を擁護し、番組は大団円となったが、SNSには「尾形、気持ち悪い」「ネタならいいんだけど。マジならまったく笑えない」「最悪なエピソードの数々」「奥様がかわいそう」「ほかの出演者よく笑ってられるなぁ」など、尾形にだけでなく、番組内容そのものに不快感を示す視聴者の声があふれた。
「実は尾形は、3月3日深夜放送の『あるある土佐カンパニー』(テレビ朝日系)でも、若手時代の悪行をネタとして披露して、ネット上でひんしゅくを買っていました。なんでも売れない頃、バイト代をほとんどギャンブルに使っていたそうで、当時の彼女から毎日もらっていたお小遣いまで、賭け事に浪費していたんだとか。同番組出演者の三谷紬アナが、ドン引きして『ちょっとない』と漏らしていましたが、尾形は反省の色も見せず、なぜか彼女に詰め寄る始末。『ここで会わなかったら俺、(三谷アナも)落とせますよ』と、自分に魅力があるかのようなセリフを口にして、三谷アナをあきれさせていました」(同)
バラエティでは「亭主関白」「鬼嫁」な芸能人を取り上げる企画が多数見受けられるが、「中には、笑えないレベルのモラハラ夫やモラハラ妻もいる」(同)という。
「実際にパートナーのモラハラに苦しんでいる人がたくさんいるだけに、『センセーショナルなネタが視聴率を稼ぐ』という発想で、夫婦のモラハラネタを笑いにしているのならば、時代錯誤も甚だしいでしょう。事実、ネット上には『しくじり先生』に対し、『モラハラを美談にするな』『相手が許せば全て良しというのはよくない』といった苦言が出ていました。尾形もバラエティの趣向に乗っかる形で、モラハラキャラを演じているだけかもしれませんが、ネタとしてやっているなら、即刻やめたほうがいいでしょう」(同)
制作側にも出演する側にも一定のモラルや品格が求められる時代。インパクト重視の企画にはより一層の精査が必要だろう。