『R-1』霜降り明星のMCが「ヘタすぎる」!? 「粗品にトーク番組は任せられない」と業界関係者
今年から新たに生まれ変わったピン芸人No.1決定戦『R-1グランプリ』(関西テレビ・フジテレビ系)。3月7日に放送を終えてから、いまなお炎上が続いている。
ゆりやんレトリィバァが初優勝を果たした今大会。番組エンディングでは、賞金500万円の巨大パネルを受け取ろうとしたゆりやんが、渾身の変顔をして見せたが、映ったのはわずか一瞬。大会スポンサーであるU-NEXT代表取締役会長が「10年無料会員権」のパネルを持ってくる映像に切り替わってしまい、ゆりやんにとっては残念な終わり方となった。
「ネットが炎上している大きな理由は、番組進行の手際の悪さ。Twitterからの視聴者投票を、広瀬アリスがタブレット端末を操作しながらリアルタイムで集計していたのですが、接続不良などで集計がフリーズ。生放送にもかかわらず、進行が止まる場面がありました。さらに麒麟・川島明やマヂカルラブリー・野田クリスタルなどの審査員に、ネタを寸評する時間がろくに与えられず、時間配分に視聴者から不満の声が噴出しています」(芸能ライター)
関東地区での平均世帯視聴率は、2002年に大会が始まって以来、最低となる6.6%(ビデオリサーチ調べ/以下同)、個人視聴率も4.1%を記録。そんな『R-1』について、最大の問題点はMCの霜降り明星だと、業界の一部ではささやかれているようだ。“ネクスト今田耕司”など、彼らを評価する記事も出ているが……。
「まず、実質的に進行するはずの粗品が圧倒的にヘタ。彼はフリートークのときは抜群の才能を発揮するのですが、カンペを読まなければいけない番組になると、がっつり目線を落として読んでしまっている。そして、とにかくトークを回せない。戦い終えたファイナリストとのトークで、ひと笑いも起こせない。“ツッコミじろ”があるところはすかさずツッコミを入れるのですが、それどまりです。また、せいやとの進行の分担もよくわかりませんでした。はっきり言って、こうした大会を仕切るのは5年、10年早い」(テレビ関係者)
さらに、粗品には今後のテレビ出演にも関わる大きな欠点があるという。
「相方のせいやは、アグネス・チャンや武田鉄矢など、長年活躍している芸能人に詳しいのですが、粗品はとにかく、タレントそのものに興味がないのです。昨年12月に放送された『霜降りバラエティ』(テレビ朝日系)で、タレントの名前当てクイズを出題された際、粗品は鹿賀丈史を見て大和田獏、渡辺えりを林真理子と間違え、誤答を連発。さらに、豊川悦司の顔写真を見て『誰やねん!』と叫んでいました。28歳であるため、ひと昔前の世代を知らないのは仕方ないとしても、あまりにもタレントに無知すぎて、この調子ではテレビ仕事は厳しいでしょう。今後、トーク番組のMCは、はっきり言って任せられません」(放送作家)
かつて『R-1』の司会は、雨上がり決死隊が長らく務めていたが、そことも歴然とした差を感じざるを得ないようだ。
「雨上がりは、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)や『芸人報道』(日本テレビ系)といった多数の芸人と絡む番組をこなしていただけあって、ファイナリストとの距離感も近く、ちょっとしたトークも面白かった。対して霜降りは、芸人同士との絡みが極端に少ない。敗者から勝ち上がってきたマツモトクラブは、彼らの2年先輩にあたり、しかも事務所も違うため、審査を待つ間に霜降りと交わすトークの距離感が半端なかった。双方にとって、やりづらかっただろうとは思います」(芸能ライター)
今後、『R-1』の運営側は、霜降りをMCとして起用し続けていくことになるのだろうが、来年のトークが早くも心配になる。若くスターとなった第7世代のアイコンともいえる霜降りは、今後どうなるのだろうか?
(村上壮亮)