ジャニーズ、減らぬ“暴走ファン”の悪質行為――関ジャニ∞、Hey!Say!JUMP、King&Princeは「窃盗」「自宅で出待ち」の被害も
3月5日、関ジャニ∞のマネジャーにストーカー行為を働いたとして、20代の会社員女性が警視庁綾瀬署に逮捕されていたことが明らかになった。関ジャニ∞といえば、メンバーの大倉忠義が一部ファンによる“つきまとい”に悩まされていると、被害を公表した過去もあるが、タレントではなく「マネジャー」をストーカーしたという事件を受け、ジャニーズファンに衝撃が走っている。
「毎日新聞」のニュースサイトなどの報道によると、逮捕されたのは都内に住む柴田愛花容疑者。2月3日、港区にあるテレビ東京の地下駐車場で男性マネジャーを待ち伏せしたとして、ストーカー規制法違反容疑で逮捕に至ったという。柴田容疑者は、関ジャニ∞・村上信五に会うために現場に行ったと主張しており、「マネジャーに会ったことさえ記憶にありません」と、容疑を一部否認しているとのこと。2020年10月にこのマネジャーの自宅付近をうろついたなどとして、同法に基づく禁止命令を12月に受けていたと伝えられている。
なお、ニュースサイト「文春オンライン」によれば、同容疑者は19年8月23日にHey!Say!JUMP・中島裕翔につきまとったとして、ストーカー規制法違反の疑いで現行犯逮捕されているという。
関ジャニ∞に関しては、大倉による“ストーカー被害告発”も過去に大きな注目を集めた。18年11月、大倉は公式携帯サイト・Johnny’s webの連載にて、駅や空港に集まる一部女性ファンの問題行動に苦言を呈したのだ。
「大倉によると、彼女たちは一般の利用者に配慮せず『執拗に追いかけてくる』といい、『カバンの中にモノを入れられたり 突然手を繋がれたり』と、具体的な実例も挙げたんです。さらに、プライベートで友人と食事していた際にも、『駅や空港にいつもいる人』が横のテーブルに座ってきたとか。『これはストーカー行為ではないのか』『普通の人に戻る方がよっぽど楽だろう』と、ストレスが限界に達している旨をつづり、ファンの間で心配の声が続出したんです」(ジャニーズに詳しい記者)
昨年1月には、当時更新していた個人連載で、食べ物の写真を載せてお店が特定されるのを危惧していると吐露。「#状況は一切変わってない」とハッシュタグでつきまとい行為の被害を訴え、別の投稿で「会社は動いてくださってます。いたちごっこです」と補足していた。
今回逮捕に至った柴田容疑者は、Hey!Say!JUMP・中島にもストーカー行為を働いていたと報じられているが、JUMPについては、一部ファンのマナーの悪さがたびたび取り沙汰されている。地方でコンサートを行う際、駅や空港にファンが押し寄せる事態が相次ぎ、17年8月には、八乙女光がJohnny’s webの連載で「そのうちに、ジャンプのライブの移動は危ないからって警告を受けて、まだまだ行きたい場所も行けなくなると思うの」と注意喚起。実際、19年5月に、その年のアリーナツアーが延期になることが発表された。
「09年6月には、当時JUMPメンバーだった森本龍太郎の携帯電話を盗んだとして、窃盗容疑で17歳の少年が逮捕されるという事件が起こっています。当時の報道によると、この少年は半年以上前から森本の自宅を訪ねるなど、しつこくつきまとっていたそう。それから10年以上が経過していますが、悪質なファンによる暴走行為は変わっていないようです」(同)
少なからずジャニーズタレントたちは、暴走するファンの悪質な行いに苦しめられているのだろう。逮捕者こそ出ていないものの、King&Prince・平野紫耀も被害に遭っている一人といえる。ニュースサイト「週刊女性PRIME」(20年3月11日配信)の記事によれば、同年2月20日発売の「女性セブン」(小学館)が平野の引っ越しについて報道し、記事内にマンションの特徴が書かれていたことで、ファンが自宅を特定。20~50代のファン女性が自宅の近くで出待ちをしている、などと伝えていた。
また、今年1月には、ジャニーズJr.内ユニット・美 少年の浮所飛貴とみられる声の主が、女性に「警察通報しますよ」と忠告する音声が流出。
「女性が『浮所くん、おはよう』と声をかけると、浮所と思しき人物が『警察通報しますよ、そろそろ』と返し、『やめて、やめて、やめて』と女性が抵抗するやりとりが収録された音声です。ファンの間では『そろそろ、ということは、これまでに何回も注意してるってこと?』『ストーカーはやめて』『何かあったら嫌だから、早く警察に通報したほうがいい』などと、懸念の声が上がっていました」(同)
柴田容疑者の逮捕をきっかけに、ジャニーズタレント及び関係者に迷惑をかけるようなファンが減ることを願いたい。