『R-1グランプリ2021』審査員に「野田クリスタルら加入」のテコ入れ! 昨年は「疑惑の判定」「忖度?」と物議
3月7日、ピン芸人の日本一を決める『R-1グランプリ2021』(カンテレ・フジテレビ系)の決勝戦が開催される。どのファイナリストが栄光をつかむのかに期待が高まっているが、昨年は“疑惑の判定”があったとして、視聴者の間で物議を醸してしまった。 今大会では、そのような事態にならなければいいのだが……。
19代目王者の称号と優勝賞金500万円をかけて争われる今年の同決勝戦。ファイナリストは初出場のZAZY、土屋、森本サイダー、吉住、寺田寛明、かが屋・賀屋、kento fukaya、高田ぽる子、ゆりやんレトリィバァ。ここに復活ステージを勝ち抜いた1名が加わり、計10名で1stステージを戦う。
「昨年の決勝戦では、疑惑の判定が視聴者の間で話題になりました。ヒューマン中村が、“セントニア王国”の妖精から、国を救うためにと、受信料を強制徴収されるという、まるでNHKを皮肉ったかのようなネタを披露し、お茶の間投票やTwitter投票ではなかなかの高評価を獲得したのですが、審査員投票では中村に1ポイントも票が入らず。『審査員がNHKに忖度して票を入れなかったのでは』と怪しむ声が上がりました」(テレビライター)
これが影響したのかどうかは不明だが、今年は審査員の面々が大きく入れ替わるというテコ入れが行われた。昨年は、六代桂文枝、関根勤、久本雅美、 陣内智則、友近、勝俣州和というメンツだったが、今年は陣内と友近はそのままに、新たに麒麟・川島明、古坂大魔王、ハリウッドザコシショウ、ホリ、マヂカルラブリー・野田クリスタルといった面々が就任している。
「『R-1』だけでなく『M-1』もそうですが、近年は審査結果に対する視聴者が不満が目立つようになってきています。今回、大御所が外され、過去の優勝者が審査員になったのは、昔の笑いではなく、今の笑いの感覚を持った人物に審査をさせることで、視聴者から賛同を多く得られる判定をしてほしいという制作サイドの狙いも感じさせますね」(同)
また『R-1』は、昨年の決勝戦が視聴率7.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、2006年の6.9%に次ぐ最低の記録のも記憶に新しく、視聴率面での課題も抱えている。
「ほかのお笑い大会と比較すると、ネタがマニアックな傾向にあり、幅広い世代が楽しめる内容ではないので、視聴率がそこまで獲れないのでしょう。とはいえ、ピン芸人にとっては、これ以上ないチャンスをつかめる場なのは確か。ファイナリストたちの善戦に期待しましょう」(同)
もし今年も審査結果になんらかの“疑惑”が浮上すれば、視聴者から見放されてしまう可能性もある。多くの人が納得できる大会になってほしいものだが……。