元ブルゾンちえみ、“あの人はいま”状態!? トークイベント出演も「地上波NG」は局サイドの“忖度”か
元お笑い芸人の“ブルゾンちえみ”こと藤原しおりが、2月25日に行われた『MIMOSA FESTA 2021』スペシャルトークライブに出演した。しかし、一部テレビ局で、藤原は「放送NG扱い」であることから、取材自体が見送られたのだという。当初予定していた海外留学も、新型コロナウイルス感染拡大によりペンディング状態となっている彼女だが、芸能関係者は「“あの人はいま”状態になりつつあるのは、メディア側の“忖度”も影響しているのかもしれない」と語る。
昨年3月に芸人を引退し、ワタナベエンターテインメントから“円満退社”してから本名で活動を続け、社会問題や政治について情報発信を行っている藤原。今回出演したイベントの模様は、すでに新聞社などがウェブ上で取り上げており、一見「干されている」様子は感じられないが……。
「うちの局では内々に『地上波で藤原を取り上げることは禁止』と通達されています。イベント主催者側は、当然そんなルールは設けていないだけに、前事務所からの要請か、あるいは局上層部が事務所に“忖度”した結果と考えられるでしょう」(テレビ局関係者)
藤原の事務所退所をめぐっては、昨年、「週刊文春」(文藝春秋)がその内幕を報じていた。
「『藤原が希望していない仕事を大量に入れられていた』『最終的に事務所サイドとは弁護士を介して話し合っていたなど』など、円満退社とは到底思えない内容でした。この不穏な空気は、テレビ局や新聞各社にも伝わっていて、退所当時はナベプロより直々に『許可した内容以外、藤原については報道NG』との通達もあったんです」(同)
現在、藤原の扱いに関して、前事務所から直接的な注文は「まったくと言っていいほどない」(同)というが、局サイドによる“忖度”が問題視された例では、元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾とジャニーズ事務所をめぐる騒動が記憶に新しい。
「事務所を退所したあと、『ジャニーズからの圧力によってメディア露出が激減した』などとファンからの批判も相次ぎましたが、公正取引委員会からの“注意”もあり、ここ数年、ジャニーズサイドの物言いが軟化。時間はかかったものの、現在の3人は以前ほど“取り扱い注意”ではなくなった印象です。しかし藤原の場合は、もともと“スター”と呼べるほど活躍していたわけでもないため、地上波で扱われない現状に、世間から疑問の声が上がることもなく、こうした状況が変わるにはさらに時間がかかってしまうかもしれません」(芸能プロ関係者)
昭和の時代から繰り返されてきた、大手プロを退所したタレントの“地上波NG”は、いまだ水面下にはびこっているようだ。