コラム
仁科友里「女のための有名人深読み週報」
宮迫博之は、なぜ吉本興業・大崎会長を不快にさせたのか? 今田耕司に見習うべき「世渡り術」
2021/02/25 21:00
今田にはこんなエピソードもある。番組名は失念したが、今田は関西ローカルの番組で、「いろいろな番組に出たいから、あえてギャラを上げない」主義であると話していたことがある。ある意味、「自分で自分を安売り」していたわけだが、今田の作戦は吉と出る。リーマンショックの際の不景気で、ギャラの高い司会者は続々とリストラの対象になったが、「あえて安売り」していた今田はその対象にならず、仕事が減らなかったそうだ。
「自分は一番手の人間だ」という自負のある人や、「人にどう思われてもかまわない」という覚悟があるのなら話は別だが、そこまでの主義はなく、組織に属していたいのなら、あえて一歩引いて物を見るというのも重要だろう。今田風の「二番手力」は、吉本に戻りたいという宮迫、そして一般人にとっても、お手本になるのかもしれない。
最終更新:2021/02/25 21:00