ジャニーズ「Jr.大賞」正式発表前に結果流出!? 「操作したでしょ?」「本当の人気とは違う」と批判噴出のワケ
アイドル誌「Myojo」(集英社)が毎年実施し、ジャニーズJr.ファンにとっては一大イベントとなっている「あなたが選ぶJr.大賞」。中でも、「恋人にしたいJr.」ランキングは“人気のバロメーター”であり、過去に首位を獲得したタレントの多くが後にCDデビューの切符を掴んでいる。2月22日発売の2021年4月号で第27回の結果が明らかになるのだが、19日午前の段階で、誌面を写したとみられる画像がネット上に流出。順位が大変動した可能性が高まると、正式発表を前にファンの間で物議を醸してしまっている。
「これは、読者の1票によってランキングが決まる『Myojo』恒例の企画。『友だちにしたい』『弟にしたい』といったお題に合わせてメンバーを選出していくもので、特に『恋人にしたい』部門がファンの間で重要視されています。1995年にスタートし、第1回の森田剛&三宅健(V6)をはじめ、歴代の1位受賞者は滝沢秀明、相葉雅紀(嵐)、山下智久、亀梨和也(KAT‐TUN)、山田涼介(Hey!Say!JUMP)といったデビュー組ばかり。2014~18年にかけては岩橋玄樹(King&Prince)が史上初の5連覇を達成。19年に関西Jr.内ユニット・なにわ男子の西畑大吾が1位に躍り出ると、20年の同ランキングでも連覇を成し遂げました」(ジャニーズに詳しい記者)
昨年は西畑に続いて、美 少年・浮所飛貴が前年の3位からランクアップして2位に登場。ファンの間で「CDデビューへの登竜門」とも言われているだけに、第27回を迎えた今年はどんな顔ぶれがランクインしているのか、注目が集まっている。そんな中、4月号発売前の19日午前中に、結果発表の誌面と思しき画像がネット上に出回った。定期購読をしている人や、なんらかの手段で入手した“早売り”の雑誌を撮ったと考えられるが、これによると、Travis Japanメンバー7人が上位を占める結果に。前回は20位以内に3人が入っていたものの、今回は全員が大飛躍していたのだ。Jr.ファンはこの結果に驚くとともに困惑しており、本誌発売日の前に大きな騒ぎになっていた。
「第27回の締め切りは昨年12月4日(消印有効)で、『Myojo』20年12月号と、21年1月号に封入されている応募用紙での投票を受け付けていました。投票用紙をコピーした場合も本誌の応募券を貼らなければ無効となり、必ず雑誌を購入する必要があるんです。また、21年1月号に『他人の住所・氏名等を無断で使用しての投票は絶対にやめてください』『投票は読者の方おひとりにつき1枚限りです』と記載がある通り、“一人一票”が原則。とはいえ実際は、自分の応援するタレントの順位を少しでも上げようと、友人や知人に協力してもらっている人も多いでしょう。というのも、『恋人にしたいJr.』の上位に入れば、同誌で特集を組んでもらえるほか、メディア露出や仕事が増加する傾向にあるんです。その上、事実上の人気ランキングとあって、ファンはもちろん、タレント自身も『Jr.大賞』の結果を意識しているでしょう」(同)
そして、事前に流出した順位によれば、Travis Japanメンバーが上位にズラリ。同じグループでメンバーの順位が並ぶことは珍しいだけに、疑問を抱いたファンも少なくなかったのか、ネット上には「『Jr.大賞』の結果、絶対に操作したでしょ?」「『Jr.大賞』が完全に“お金を使って投票できるファンがいるランキング”に成り下がってしまった感じ」「トラジャファンは年齢層が高いからお金も出せる。だからこの結果になったのでは。本当の人気とは違う気がする」などと、否定的な反応が続出。そもそも、ネットで拡散された順位が事実かわからないにもかかわらず、Travis Japanメンバーやそのファンが批判される事態となってしまった。
一方、「Jr.大賞」以外でも、近年はさまざまなランキングにおいてJr.の名前を目にする機会が増えている。例えば、「ベストジーニスト」(日本ジーンズ協議会)には“最もジーンズが似合う有名人”を一般から募集する「一般選出部門」が存在。公式サイトの投票方法欄によると、「WEB・モバイル投票」を実施しており、「同一人物と見なされた投票の場合は無効とさせていただきます」との注意書きもあるため、こちらも“一人一票”が規則だ。
さらに、ファッション誌「ViVi」(講談社)が行っている「国宝級イケメンランキング」もたびたび話題になるが、こちらは専用サイトを通じて「同一メールアドレスからは1回の投票のみ有効」とのこと。ちなみに、昨年秋発表の「第37回ベストジーニスト2020」にて、Travis Japan・中村海人は2位にランクイン。2020年下半期の「ViVi国宝級NEXTイケメンランキング」(22歳以下)だと、第4位にTravis Japan・松田元太が入っていた。
「『Jr.大賞』は雑誌を買わなければ投票できませんが、ベストジーニストや国宝級イケメンランキングはWEB投票とあって、誰でも気軽に参加できる仕組みです。こうしたランキングで上位に入れば話題になりやすく、ある意味“肩書き”としても使えますが、どちらも『Jr.大賞』と同様に、ファンの間でその結果が物議を醸すこともあります。『タレントの名前を売りたい』といった狙いで票を投じている人も多く、一部の熱心なファンが投票を呼びかけるのも珍しくない。要するに、タレント個人の知名度や人気以上に、“ファンの熱量”が順位を左右するため、今回のように疑問の声が出てしまうのでしょう。『Jr.大賞』はお金がかかる分、金銭面に絡めてトラジャファンが批判されてしまったようです」(同)
前述の通り、「恋人にしたいJr.」ランキングの順位は22日発売の「Myojo」4月号で判明する。果たして結果はどうなっているのだろうか。