松本まりか、「病んでそう」「すごく痩せた」と心配続出……「自分を正しく理解してもらいたい人」ライターが明かす人物像
女優の松本まりかが今月14日、TBS系ドキュメンタリー番組『情熱大陸』に登場。多忙を極めるここ数年の女優活動の舞台裏で、心の葛藤や悩みを抱えていることを赤裸々に語り、話題となった。
松本は現在36歳。2000年に連続ドラマ『六番目の小夜子』(NHK教育、現Eテレ)で女優デビューを果たし、その後、声優としてゲーム『FINAL FANTASY X』のリュック役などで人気を集めるも、なかなかブレークまでには至れず、女優として長い下積みを経験。
だが近年、ドラマでの怪演が話題を呼び、遅咲きの個性派女優として注目を浴びるようになった。今年はWOWOWオリジナルドラマ『向こうの果て』で連ドラ初主演も決まるなど、昨年に引き続き快進撃を続けるが、一方で「以前から、メンタル面の不安定さをファンから指摘されることも多かった」(芸能誌編集者)という。
『情熱大陸』でも松本は、常に「嫌われることへの恐怖」 を感じていることや、昨年の大みそか、自身のTwitterに「壊」と1文字だけ投稿した経緯などを赤裸々に告白。 放送終了後、視聴者からは「これはみんな松本まりかのファンになる」「ますます応援したくなった」といったエール以外に、「メンタルが不安定」「病んでそう」「いろいろと無理してるみたいだけど大丈夫かな」「以前と比べてすごく痩せた」など、心配の声が続出した。
「現在でも、十分痩せているのに、『情熱大陸』ではダイエット中であることを理由に、お弁当を食べないシーンなどが流れていました。彼女の心身を案じる気持ちになった視聴者は多かったようです」(同)
松本を取材する機会が多かったというある芸能ライターは、彼女について「そもそもストイックで、仕事に対しても気負いすぎたり、過度に頑張りすぎてしまうところがある。芯の強い部分と線の細い部分を併せ持ち、それが不思議な魅力になっているのかもしれませんが……」と語る。
「制作会見やイベント取材などの際、松本は自分のことについて聞かれると、“正しく理解してもらおう”と、一生懸命話をしすぎてしまい、取材時間がオーバーすることも珍しくありません。ある取材では、関係者から事前に『下積み時代についての質問は、本人の回答が長くなる恐れがある』と言われたことも。とにかく不器用なほど真面目な女優さんです」(同)
その松本が『向こうの果て』で連続ドラマ初主演を果たす。
「ドラマ・舞台・小説と、3つのコンテンツが連動して展開されるWOWOWの企画なのですが、松本はそのドラマ版で、切実な境遇を健気に生きるも、“運命の女” として時に男たちの人生を破滅させてしまう、心に闇を持ったヒロインを演じます。神経質な面がうまく演技に生かされればいいですが、役にのめり込みすぎると、体調を崩してしまうんじゃないかと心配になります」 (同)
30代も後半になってつかんだブレーク女優の座。この先さらなる飛躍が期待される存在ゆえ、もう少し自分を気遣い、休むべき時はしっかり休んでほしいというのが、多くのファンの願いなのかもしれない。