山田裕貴NHKドラマ『ここは今から倫理です。』現場で“倫理違反”続出!? 盗難騒動に加え、スタッフ“降板騒動”も
山田裕貴が主演を務める連続ドラマ『ここは今から倫理です。』(NHK総合)の舞台裏で、“盗難騒動”が勃発していたと、ニュースサイト「NEWSポストセブン」が報じている。撮影現場で出演者やスタッフの私物が複数なくなっており、注意喚起が行われていたという。テレビ業界的には、「そこまで珍しい話ではない」(テレビ局関係者)そうだが、同作の撮影をめぐっては、人知れず“降板騒動”まで起こっていたようだ。
記事によると、控え室に置いてあったドラマ関係者や出演者の財布や、ブランド物の帽子や小物など、複数の私物が紛失。すでに撮影自体はクランクアップしているものの、終盤は撮影現場に異様な緊張感が漂っていたそうだ。なお、NHKサイドは警察に被害届は出しておらず、結局犯人はわからずじまいになっているとのこと。
「漫画家・雨瀬シオリ氏の同名作(集英社)を実写化した同ドラマは、とある高校を舞台に、山田演じるミステリアスでクールな謎多き倫理教師・高柳が、自傷行為、深夜徘徊、いじめ、ドラッグなどさまざまな問題を抱える生徒たちに倫理と哲学の言葉を投げ掛けることで、問題に立ち向かう姿を描いた物語。“誰も見たことのない本気の学園ドラマ”を謳った、挑戦的かつ意欲的な作品となっていますが、その裏ではまさかのトラブルが発生していたようです。ネット上には『ものすごくおもしろい良質なドラマなので、こんなことで評判を落とすのはとても残念』『犯人にもドラマを見て倫理を学んでほしい』といった声が書き込まれています」(芸能ライター)
出演者、スタッフとも「身内が“犯人”ではないか?」と疑念を抱きながら撮影が行われたというだけに、関係者の複雑な心境は計り知れないものがあるが、局内での盗難というのは「実はよくある話なんです」(前出・関係者)という声も。
「NHKに限らず、他局でも出演者やスタッフの『私物が盗まれた』という話は、そこかしこで聞かれますが、警察沙汰になったという前例はまず聞きません。というのも、万が一出演者が犯人だった場合、撮影には大きな支障が発生しますし、連ドラの場合だと、最悪放送中に“お蔵入り”になってしまう可能性も。ただでさえ現在は、コロナ禍の影響で撮影スケジュールがタイトになっているし、注意喚起くらいが関の山でも致し方ないところでしょう」(同)
さらにこの“盗難騒動”とはまったく別に、“降板騒動”も勃発していたのだとか。
「撮影の中心的スタッフが、出演者に対する『行きすぎた演技指導』を続けたことで、現場を外されてしまったそうです。出演者か、あるいは所属事務所から、複数のNGが出て降板につながったともいいます」(制作会社関係者)
“倫理”を題材にしているにもかかわらず、現場では複数の“倫理違反”が発生していた『ここは今から倫理です。』。盗難の犯人、また降板したスタッフが、放送を見て、あらためて自身の“倫理観”を見つめ直してくれることに期待したい。