Netflixオリジナル番組、世界人気トップ5のあらすじや評判を解説! 『オザークへようこそ』『ザ・クラウン』『アンブレラ・アカデミー』など
この1年、ステイホームが続く日常において動画配信サービスの利用時間が増えた人も多いだろう。日本では、Netflixオリジナルドラマ『愛の不時着』や『梨泰院クラス』をはじめとする韓流ドラマが大ヒットを飛ばしたが、世界的にはどんな作品が見られていたのだろうか。
今回、世界的な情報 /調査会社ニールセンが発表した「2020年に最も視聴されたストリーミング・オリジナル番組」をもとに、Netflix作品をチェックしてみた。ランキングは以下の通り。
1位:『オザークへようこそ』(304億6,000万人)
2位:『LUCIFER/ルシファー』(189億5,000万人)
3位:『ザ・クラウン』(162億8,000万人)
4位:『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』(156億1,000万人)
5位:『マンダロリアン』(145億2,000万人)
6位:『アンブレラ・アカデミー』(134億7,000万人)
7位:『ブリティッシュ ベイクオフ』(132億8,000万人)
8位:『ボス・ベイビー:ビジネスは赤ちゃんにおまかせ!』(126億3,000万人)
9位:『Longmire』(113億8,000万人)
10位:『YOU ー君がすべてー』
『スター・ウォーズ』シリーズ初の実写ドラマ『マンダロリアン』(Disney +)以外は、すべてNetflixの作品。Netflixのオリジナル番組の充実度がいかに高いかを世間に知らしめる結果となった。
今回は「20年、Netflixで最も視聴されたオリジナル番組」トップ5がどんな作品なのかを紹介すると共に、なぜ視聴率がよかったのかを分析してみよう。
1位『オザークへようこそ』
麻薬組織のマネーロンダリングを引き受けた男が、資金洗浄先として選び家族で移住したアメリカ南部の田舎町で、子どもたちや妻を巻き込みながら闇落ちしていく犯罪ドラマ。
財務コンサルティング会社の共同経営者に資金を横領され激怒したメキシコ麻薬組織のボスの怒りを鎮めるため、ファイナンシャルプランナーのマーティは、ミズーリ州のオザークなら資金洗浄ができると提案し、妻子を連れて移住。麻薬組織は共同経営者を殺害しており、マーティはヘマをしたら自分も家族も殺されることを知っている。だが、地元の犯罪を牛耳る一家やFBIに狙われ、そう簡単にはいかない……という物語。
マーティ役には『JUNO/ジュノ』(07)などに出演しているジェイソン・ベイトマン、妻のウェンディ役には演技派女優のローラ・リニー。FBI捜査官役には『チェンジリング』(08)のジェイソン・バトラー・ハーナーがキャスティングされている。クリエーターは、『ザ・コンサルタント』(16)などを手掛けたミズーリ出身のビル・ドゥビュークが務めている。
昨年3月27日、コロナ禍の中配信開始されたシーズン3の視聴者数は、初日が97万5,000人、2日目は156万人、3日目は132万人で、10日間で870万人を記録。18年に配信されたシーズン2と比べて74%もアップした。コロナ禍でステイホームを強いられた人たちの多くが、ストリーミングサービスを利用するようになり、そのことが視聴時間増加につながったと大きく報じられた。