ドラッグストア「買ってはいけないトリートメント」5選を元美容師が発表! いち髪、パンテーンなど人気商品は「毒性強い」!?
ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ&ガッカリ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!
あの人気商品も要注意!? “買ってはいけない”トリートメント5選
ヘアケアの“仕上げ”ともいえるのが「トリートメント」。サロンで使用されるものは高品質で、一度使用するだけでも美しい髪へと導いてくれます。しかし当然、配合成分はハイグレードなものなので、市販品と比べると割高。ドラッグストアや通販サイトでお手頃に買えるトリートメントもありますが、中には粗悪な成分が配合され、髪や頭皮にトラブルが生じることも。
そこで今回は、成分の面から「買ってはいけないトリートメント」5品を紹介します。
【買ってはいけないトリートメント:その1】 MERCURYDUO by megami no wakka「アミノ&ミネラル トリートメント モイストタイプ」 480g/1,540円(税込、以下同)
人気ファッションブランド・MERCURYDUOとコスメメーカー・megami no wakka(女神のわっか)のコラボ商品。世界遺産「知床」の海洋深層水をベースに、フルボ酸やミネラル、アミノ酸を豊富に含むフムスエキス、天然の植物性ブレンドオイルを配合し、「子どもでも使えるやさしさ」などとうたっています。
しかしながら、「ベヘントリモニウムクロリド」という成分は持続性が高いタイプの4級カチオン界面活性剤に分類される逆性石けん。洗浄力には優れていますが、殺菌性や劣化性が強く注意が必要。カチオン界面活性剤はおおまかに分けると、「第4級アンモニウム塩」と「第3級アミン塩」に分類され、等級の違いは刺激の強さも表しています。
要は、同商品は刺激性が強く、肌の弱い方や子どもは炎症を引き起こす可能性があるのです。髪のダメージを持続的にカバーしてくれますが、その分、肌への負担も大きいことを考慮した上で使用すべきでしょう。