嵐、ラストライブ報じた記事が「地雷だらけ」!? ジャニーズの禁止事項“スルー”の取材に波紋広がる
昨年12月31日をもってグループ活動を休止した嵐について、ジャニーズ事務所“御用達”であるはずのスポーツ紙が「地雷だらけの記事を配信している」(週刊誌記者)と、一部関係者の間で話題になっているという。嵐は同日、東京ドームにて生配信ライブ『This is 嵐 LIVE 2020.12.31』を行ったが、禁止事項を“スルー”して取材が行われたようだ。
「問題になっているのは、1月22日に配信された『スポーツ報知』のウェブ限定記事。生配信ライブ当日の会場周辺の様子をレポートしたもので、東京ドーム前には約60人のファンが集まっていたそうです。『意外にもファンには笑顔があふれていた』『休止前最後のライブが終わっても、ファンを泣かせない嵐。改めて国民的スーパーアイドルだと実感した』などと記者のコメントも掲載されており、あたかも美談のようにつづられています」(週刊誌記者)
しかし、ジャニーズ事務所はかねてより公式サイト上で「配信会場の周辺に集まる行為はおやめください」と注意喚起を行ってきた。
「過去、ジャニーズのライブではチケットを持たないファンが“音漏れ”を目当てに会場周辺に集まり、私有地に無断で侵入するなどの迷惑行為を犯し、警察沙汰になったこともあります。また今回は、本来、嵐メンバーが客を入れてライブの開催を希望していたところ、新型コロナウイルスの感染拡大防止目的で、泣く泣く“無観客”の配信ライブを決断した経緯があるわけですから、ファンが会場に押し寄せ『密』が生まれてしまえば、元も子もありません。現地を訪れることはマナー違反ですし、嵐への“裏切り行為”ともいえるでしょう」(同)
なお、「配信会場に集まらないで」というアナウンスは、ファンだけでなく「マスコミに対しても行われていた」(テレビ局関係者)という。
「以前からジャニーズサイドは、『ライブ当日、嵐メンバーや関係者が取材に応じることはないし、そもそも人が集まると、コロナ対策の意味がなくなる』と、現場取材は厳禁としていました。そのルールをジャニーズと懇意にしているスポーツ紙が破るというのは、普通はあり得ないことなのですが……」(同)
「スポーツ報知」としても、その点は重々承知していたのか、取材記事はコンサートから約3週間がたった今月22日に、ウェブ限定でひっそりと配信されていた。
「不幸中の幸いともいうべきか、記事はそこまで拡散されていないようですが、ネット上では、『そもそも現地に行っちゃダメでしょ』『美談にするのが意味不明』など、厳しいツッコミも見受けられます」(同)
当日、現地にいたファンたちは笑顔だったかもしれないが、ジャニーズ事務所、また嵐メンバーたちは、さぞ残念に感じていることだろう。