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朝日新聞の「嵐ファン有志一同」広告に冷ややかな声……「ふざけないで」「参加者に幻滅」といわれるワケ

2021/01/28 08:00
サイゾーウーマン編集部
ファン300万人もいれば、思想もいろいろ生まれるね……

 朝日新聞社が運営するクラウドファンディングサイト「A-port(エーポート)」にて、1月12日より始まった「『ありがとう嵐。またね!』プロジェクト」。嵐ファンの有志5名が立ち上げた企画で、新聞広告を使って嵐メンバーへの感謝を示すための支援を呼びかけていた。一部ファンの間で、「詐欺だったとしたら、嵐の名前に傷がつく可能性もあるから参加できない」と懸念の声も出ていたが、実際に同企画の広告が掲載されたという。

 A-port内のプロジェクトページによれば、発起人たちは「ファンからも形に残る“ありがとうの想い”を伝えたい」との思いで今回のプロジェクトを進め、広告掲載は2021年の1月27日を予定。19年1月27日に、嵐が活動休止発表の記者会見を開いたことから、この日を選んだようだ。また、「目標は一面広告であり、目標金額の1000万円は目安でございます。ご支援いただいたお気持ちが集まれば集まるほど、全国紙の広告に大きく掲載されます」「本プロジェクトは『実行確約型』であり、一面広告の達成が難しいと判断した場合は、最大限の掲載規模で集まったお気持ちを彼らに伝えたい」と、説明していた。

「リターンは、A-portプロジェクト内の支援者欄に名前と応援メッセージが掲載される1,000円のプランと、新聞広告紙面に名前が載る3,000円のプランを用意。広告のサイズ、デザインは『起案者に一任いただけますよう宜しくお願い致します』と、理解を求めていました。A-portを通して、ファンが動いたジャニーズグループの広告といえば、SMAPが解散する16年末の『SMAP大応援プロジェクト』が有名でしょう。しかし、嵐ファンからすれば、嵐は解散ではなく活動休止のため、“今やるべきことなのか”と疑問視。『嵐への感謝は、SNSとかでも伝えられると思う』『広告なんかにお金かけないで、公式グッズやCDを買うとかしたほうが嵐にお金が届くのに……』などと、否定的な反応が続出しました」(ジャニーズに詳しい記者)

 なお、活動報告ページ(13日更新)で、企画者側は「なぜ朝日新聞での掲載なのか」という質問に対し、「本企画を検討しております中で、朝日新聞社様とご縁があり、ご支援ご協力いただけることとなりました」とコメント。ほかにも、「本企画を完遂させるためには、朝日新聞社運営の個人向けクラウドファンディングサイト(A-port)を利用させていただくことが、資金面で最適だった」と、理由を明かしていた。

「1月12日に始動した後、翌日夜の時点で260万を超える支援金が寄せられることに。受付は21日午後11時59分で締め切られ、最終的な支援者は1,214人、集まった金額は475万9,719円でした。目標金額の1000万円には届かず、達成率47%という結果のため一面広告は厳しいと思われましたが、27日付の『朝日新聞』朝刊で実現。『大好きな嵐へ』との一文から始まり、『たくさんの愛をありがとう』『これからも5人と嵐の音楽とともに…嵐ファン有志一同』などのメッセージに加えて、紙面の半分は支援者の名前が記載されていました『ご賛同くださった皆様の「ありがとう」と「これからも」という想いを込めた一つのファンレター』が掲載されたんです。」(同)

 本紙を見た嵐ファンの一部は「朝日新聞にファン有志による一面があって、感動。1月27日は嵐に『嵐にありがとう』を伝える日だね」「広告プロジェクトに参加した。嵐に届くといいな」と感激。A-portを利用した広告は「信用できる」「安心・安全」だと、安堵のコメントも出ていた一方で、企画実現後も冷ややかな声が相次いでいる。

 ネット上では、「朝日新聞に嵐の広告が載ってたけど、感動はなかった。公式が動かないものにお金は出せない」「こんな自己満足な広告を掲載して『嵐ファン』と一括りにされるのは迷惑」「嵐のクラファンの件について、メンバーはお願いだから『見たよ』とか反応しないでほしい。嵐の名前を使ってこんな企画をやった人や参加者に幻滅した」と、辛らつな意見がズラリ。

 また、「『目標は一面広告で金額は1000万』とか言いながら、400万しか集まってないのに結局は一面なんだ」「400万程度で新聞広告の一面なんて無理でしょ。嵐の名前を使ってカモにされただけ。『嵐ファン有志一同』とかふざけないでほしい」「『支援が集まるほど、全国紙の広告に大きく掲載される』と言ってたのに、結局は一面。嵐を利用して集めたお金で、A-portの宣伝に使われちゃったね」と、邪推する人も。いずれにせよ、多くのファンが納得した上で進んだ企画ではなかったようだ。

 今回は波紋を呼んだものの、これからも嵐ファンは、さまざまな形で応援の気持ちを届けていくことになるのだろう。

サイゾーウーマン編集部

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最終更新:2021/02/03 15:39
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